2013年08月14日

宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』に日本禁煙学会からクレーム!?

おぉ、久しぶりに平日の更新だ!

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宮崎駿監督のアニメ映画最新作『風立ちぬ』。絶賛公開中と聞いているが、これについて思わぬ所からクレームが入った。

「風立ちぬ」は「条約違反」=喫煙描写に禁煙団体が要望書
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013081400806

それは禁煙運動を推進するNPO法人『日本禁煙学会』。同学会は『風立ちぬ』に登場する喫煙場面について「現在、我が国を含む177か国以上が批准している『タバコ規制枠組み条約』の13条であらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝を禁止しています。この条項を順守すると、この作品は条約違反ということになります」と指摘している。

要望書では、肺結核で伏している妻の手を握りながら夫がタバコを吸う場面など、作品中で複数箇所に及ぶ喫煙シーンを挙げ、「さまざまな場面での喫煙シーンが子供たちに与える影響は無視できない」と憂慮を示し、「法令を順守した映画製作をお願いする」との要望書を公表した。

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日本禁煙学会の要望書(PDF)

まず断っておくと、私は幼少の頃よりタバコのヤニの臭いが大の苦手であり、ヘビースモーカーでヤニ臭い人に近づかれると

「汚らわしい人間どもよ。我が苦しみと憎しみを知るがいい……」
(by.祟り神:もののけ姫 より)

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もののけ姫 [DVD]

と、かなり本気で思う程に往生する。よって、この歳になるまで喫煙の経験はない。しかしそんな私でも「作品中に喫煙シーンがあるからタバコの広告に当たる!」という同学会の主張は飛躍し過ぎていると思う。広告宣伝の類と作品中における情景心情の表現描写は切り離して考えるべきではないか。

また成人の喫煙率が現在よりも高かったであろう作品世界における当時の時代背景を考えれば、登場人物に喫煙者が一人もいない、なんてほうが表現描写として不自然だろう。喫煙者では無い私が登場人物の喫煙シーンを見るときに複雑な感情を抱くのは事実だが、だからといって当時では有り得ない光景が展開する事の方が、もっと複雑な感情を抱いてしまう。

さらに前述した肺結核で伏している妻の手を握りながら夫がタバコを吸う場面について「なぜこの場面でタバコが使われなくてはならなかったのか。他の方法でも十分表現できたはず」との批判については、制作スタッフでもスポンサーでも無い人間が作品の演出について異議申立てを行う立場には無いと私は考える。

映画の中の喫煙シーンが子どもの教育に悪いというのであれば、製作者に表現描写を制限するよう働きかけるより、アメリカのように喫煙シーンがある映画はR指定(Restricted=17歳未満は保護者同伴が必要)にでもするよう働きかけるほうが正攻法ではないか? と思ったりもするのだが……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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日本禁煙学会 「風立ちぬ」喫煙場面に苦言「子どもに影響与える」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130814-00000101-spnannex-ent
posted by 只今(橘カヲル) at 22:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:サブカルチャー | 更新情報をチェックする
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