2013年07月28日

所沢『狭山そば』さんの復活を祝うの事

久しぶりに高校時代からの友人たちと会うため、本日は早朝から埼玉県の狭山市まで向かった。その途中、乗り換えのため西武線の所沢駅で途中下車したところ、1番線ホームに『狭山そば』の看板を発見した。

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狭山そば 所沢店そば(蕎麦) / 所沢駅

同店は西武線では数少ない「駅構内の立ち食いそば店」として知られ、所沢駅を利用する人々に長らく愛されてきたが、駅舎の改築工事に伴い一昨年(2011年)の大晦日に惜しまれつつも閉店した。私も友人たちと会う用事がある際には、途中で同店に立ち寄って立ち食いそばを朝食とするのが習わしだっただけに、閉店を知った時には肩を落としたものだ。

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店頭のメニュー

それが復活していたとは……。値段設定も以前とほぼ同等のようだ。嬉しい誤算に小躍りしつつ、入店することにした。

なお本エントリーを書くために調べたところ『狭山そば』の閉店を惜しむ声が同駅に多く寄せられたことから、先月(2013年6月)の末に再オープンさせたとのこと。一旦閉店した駅構内の立ち食いそば店が利用者の要望で再オープンするのは、かなり珍しい事例ではないだろうか?

立ち食いそば店:「狭山そば」復活 「出し汁、懐かしい」に応え――25日に西武・所沢駅 /埼玉
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130612ddlk11040216000c.html

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店内の様子

閑話休題、以前の同店は出来たそばを受け取って食べるカウンター部分だけが存在する文字通りの立ち食い形式だったが、綺麗な内装の屋内型店舗になった。とはいえ椅子はなく立ち食いオンリーなのは昔のまま。店の入口にある券売機で食券を購入し、店員さんに「そば or うどん」を告げると、手際よく調整されて一人前のそばが出来上がる。

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天ぷら玉子(450円:税込)

お腹も減っていたので、少し豪勢に天ぷら玉子……いわゆる「天玉」を選択。

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かき揚げに刻みネギ、ワカメに生卵という構成は極めてオーソドックスだが、彩りもよく、実に食欲を唆る。

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さっそく口にすると、強めにカツオダシを効かせた関東風のツユと、ちょっと平べったくて少しボソッとした食感の麺は、立ち食いそばの見本的な美味しさである。ツユをタップリと吸った天ぷらの味もよい感じだ。

もちろん同店の美味しさは、あくまで「立ち食いそば」としての美味しさであって絶叫するようなレベルの美味しさではないのだが、実は印象の強い味は飽きるのも早い。駅構内の立ち食いそば店のように頻繁に利用するのが前提のお店は、同店のように「さりげない美味しさ」の方が利用する側にとっても有難いのだ……。

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店内に飾られていた『狭山そば』旧店舗の様子

これからもまた、お世話になりそうだ。皆さんも所沢に立ち寄られた際には、お試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 20:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:蕎麦・うどん | 更新情報をチェックする
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