2013年07月27日

スペインで起きた高速鉄道脱線事故に思うこと

相変わらず平日は仕事が忙しい日々が続く…久々の更新。

--------------------

220キロでカーブへ…スペイン脱線77人死亡
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130725-OYT1T00276.htm

「大惨事」一瞬で車両ねじ曲がる…スペイン脱線
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130725-OYT1T00776.htm

焦点:スペイン列車脱線、速度超過はなぜ起きたのか
(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96P04Z20130726



スペイン北西部のガリシア自治州サンティアゴ・デ・コンポステーラ郊外で起きた高速鉄道脱線事故。少なくとも80人近くの方々が死亡し約100人が負傷する大惨事となった。亡くなられた皆様のご冥福をお祈りすると共に、負傷された方々の一刻も早い本復を願う。

さて気になるのは事故の原因だが、記事によれば、この列車は在来線と高速路線の両方を走行できるタイプで、特徴的なのは非電化区間も走るためディーゼルエンジンを後付で搭載させたところ。このため重心が高い作りになってしまい、カーブを曲がりきれなかったのではないかという専門家の指摘がある。

しかしなにより、記事によれば事故当時の同列車は、制限速度が時速80キロのところを220キロ近いスピードで走行していたという。

「1機のザクは通常の3倍のスピードで接近します!」
(マーカー・クラン:機動戦士ガンダム より)

130727_01.jpg
RG 1/144 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII (機動戦士ガンダム)

赤い彗星のシャアでもないのに、制限速度の約3倍ものスピードを出してカーブに接近したら、曲がりきれずに脱線事故を起こすのも無理ないだろう……!



事故運転士、供述を拒否=29日告別式-スペイン脱線
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013072700079

現在は警察の拘束下に置かれている事故列車の運転士(52)は、取り調べに対して供述を拒否しているという。地元紙は、運転士が速度超過の警報に気付いて減速を試みたが、脱線を回避できなかったと報じているとのこと。高速鉄道で速度超過の列車を自動的に減速させるシステムがついていないのか? と疑問に思うが、どうやら同列車は、在来線走行時は運転士に速度超過を警告する(だけの)システムが稼働する仕組みの模様だ。

なにはさておき、運転士には事故当時の状況を包み隠さず語って欲しいと願う。それが、このような悲劇を繰り返さないための第一歩なのだから。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
banner_03.gif←管理人の励みになります。よろしければクリックをお願いしますm(_ _)m


posted by 只今(橘カヲル) at 11:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。