
ナポリス 自由が丘店 (ピザ / 自由が丘駅、奥沢駅、九品仏駅)
東急線の自由が丘駅から徒歩数分、ひのき通りを都立大学方面に歩き、自由が丘ひかり街の向かいにある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『ナポリス 自由が丘店』さん。最近、少しずつ見かけるようになった、窯焼きの本格的なピザをファストフード的な気軽さで頂けるタイプのお店のひとつで、同店も一号店となる渋谷を始め東京・福岡・神奈川・千葉・札幌に店舗を有している。

店内の様子
ビールやワイン、カクテルといったアルコール類も提供しているためか、店内はファストフードというよりワイルドな酒場といった趣。朝食には遅く昼食には早い、といった中途半端な時間帯だったためか、店内の人影は疎(まば)らだった。

カプリチョーザ(550円:税込)
※写真はドリンクとフライドポテトのLサイズセット(350円:税込)をプラス
繰り返しになるが、同店ではピザが一枚350~650円というリーズナブルな価格で食べられる。また提供されるまでに掛かる時間も驚くほど早い。ほんの数分の待ち時間ののち、席までピザが運ばれてきた。物の本によれば、生地を伸ばす機械の導入・焼き上がりが早い独自の生地・高温の窯が、素早く注文をこなす秘密なのだとか。

カプリチョーザ【capricciosa】は「気まぐれな」という意味のイタリア語で「シェフのおまかせ」的なピザのこと。同店では具だくさんのミックスピザという解釈がされている。焼きたてのピザの熱気が見ているだけで存分に伝わってくる。

早速、かつて仙台のピザ専門店で習った、上面を内側にして二つ折りにする食べ方(「本のように」という意味でア・リブレット【a libretto】という)で口に運ぶ。こんがりと焼きあがった薄めだがもっちりした生地と、多くの具材が織りなす美味しさは、ファストフード形態という気軽さと、なによりリーズナブルな価格設定を考えれば十二分に及第点だと思う。
もちろん専門のピザ職人が作る、価格が倍以上する本格的なピッツァと比べれば簡素というか、インスタント的な印象が無くは無い。しかしそれは手打ち蕎麦と立ち食いそばを比べるように野暮なものだと思う。
現在の住まいが自由が丘にある関係から、私も(太りすぎない程度に)よく利用させて貰っている。皆様も自由が丘にお越しの際には、お試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
