2013年06月13日

「巨星墜つ」声優・内海賢二氏の訃報に寄せて

今日は別のネタを書くつもりでいたのだが、急遽予定を変更……。



声優・内海賢二さんが死去 『北斗の拳』ラオウ 『アラレちゃん』則巻千兵衛など
(オリコン)
http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/2025600/full/

本日(13日)午後15時01分、声優の内海賢二氏が、膀胱癌による癌性腹膜炎のため、都内の病院で死去した。75歳だった。

「巨星堕つか…」
(by.海のリハク:北斗の拳 より)

130613_01.jpg
リボルテック ラオウ最終決戦Ver. 北斗の拳REVOLUTION Series No. 013

日本アニメ界の草創期から活躍された大ベテランが、またひとり幽世に旅立たれてしまった。

記事タイトルにもある『北斗の拳』のラオウ役や『アラレちゃん』の則巻千兵衛役であまりにも有名だが、その辺りの年代の作品なら他にも『キャッツ・アイ』の課長(←もしかして本名不明のまま?)役や『プロゴルファー猿』のミスターX役などで数えきれないほど拝聴した。これらより少し前なら『新造人間キャシャーン』のブライキングボス役、最近なら『鋼の錬金術師』のアレックス・ルイ・アームストロング役でも楽しませてもらった。

こうして書き連ねてみると、明るいコミカルな役から悪のボス役まで幅広く演じられていたことがよく分かる。私ごときが評するのは大変失礼なのは承知の上だが、演技の幅が広い方だったのだなぁと今更ながら感じた。

また内海氏は旅・グルメ・温泉番組といったTV番組のナレーターも数多く担当されており、これらの番組を視聴する機会の多い私は良く耳する機会に恵まれた。ただ内海氏が声優事務所の社長(後に会長)も兼務されていると知った時、既に心の汚れきった大人になっていた私は「社員に仕事を回してあげなよ、社長……」と思ったりもしたが(苦笑)。

だが今にしてみると、声優事務所の社長職という社会的権威のある立場にあってもなお一役者として現場に立ち続けた内海氏の姿は、世紀末覇者・拳王として拳王軍という巨大な軍勢の頂点にあってもなお一拳法家として自分が最強の漢であることを周囲(そしてなにより自分自身)に証明しようとしたラオウに通じるところがある……というのは深読みのし過ぎか?

毎度ながら取り留めのない文章になってしまったが、この場を借りて内海氏のご冥福をお祈りし、末筆としたい。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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「北斗の拳」ラオウ、サリーちゃんのパパ 声優内海賢二さん逝く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130613-00000112-spnannex-ent
posted by 只今(橘カヲル) at 22:28| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:サブカルチャー | 更新情報をチェックする
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