(えん食べ)
http://entabe.jp/news/article/2110
アメリカでのこと。仲間たちに煽られてて1リットルの醤油を飲んだ19歳の少年が、直後に痙攣(けいれん)のような発作を起こして昏睡状態に陥り、病院に救急搬送された。治療に当たった医師いわく「少年は、我々が与えた刺激に対し、全く反応しなかった。少年は、間代性けいれんを起こしていたが、これは神経系があまり良く機能していないことを示すサインだった」とのこと。
少年は高ナトリウム血であると診断され、医師らは、少年の脳を保護するため、大量のブドウ糖水を投与。その量は30分間で6リットルにも達したという。5時間後、少年のナトリウムレベルは通常値にまで回復した。また3日後には、昏睡状態からも回復したという。さらに、1か月後には少年は大学に通えるまでになったとのこと。まずは無事でなによりである。
「土方さん仕方ありやせんぜ。今日一日くらい我慢しや醤油1リットル飲んで死ね土方コノヤロー」
(by.沖田総悟:銀魂 より)

G・E・Mシリーズ 銀魂 沖田総悟
なんてセリフが稀にフィクションの世界、特にギャグめいたシーンで出てくるが、それを見て「醤油を飲んだぐらいで死ぬわけないじゃん」と心のなかでツッコミを入れた方もいらっしゃるのではないか? しかし実際には、冒頭に紹介した19歳の少年のように、事と次第によっては命に関わる事態に陥る。
その理由は醤油に含まれる塩分だ。いわゆる濃口醤油で約16%の塩分が含まれている。海水の塩分濃度が約3.5%というから、実は相当な塩分量だ。もちろん料理の味付け程度に適量を守って使うなら問題ないが、大量に飲めば塩分の過剰摂取となる。
それでは醤油を大量に飲んだ結果、塩分を過剰摂取してしまうとどうなるか? ちょうどナメクジに塩を掛けると縮んでしまうように、体内の塩分濃度が急激に高まると赤血球や脳細胞が凝縮してしまい、その結果として様々な障害が引き起こされ、最悪の場合には死に至る。
ゆめゆめ、チャレンジせぬようご注意を……。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
