
ゴーゴーカレー 新宿総本店 (カレー / 新宿駅、新宿西口駅、都庁前駅)
向かったのはJR新宿駅から徒歩数分、甲州街道沿いのソフマップの立つエリアの路地にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『ゴーゴーカレー 新宿総本店』さん。カレーのチェーン店といえばココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)の一人勝ち状態となっている首都圏に、石川県金沢市を中心として親しまれるご当地グルメ「金沢カレー」で参戦し、目下勢力を拡大しつつある。
店名の「ゴーゴー」は、石川県の英雄である元プロ野球選手・松井秀喜氏の巨人時代の背番号『55』に由来するとのこと。なんでも同チェーン運営会社の代表者が松井氏の大ファンなのだとか。

地下一階に降りて入口付近の券売機で食券を購入し、引き戸を手で開けて(自動ドアではない)入店する。

店内の様子
店内はカウンター席のみで奥に細長い、いわゆるウナギの寝床。運良く入口付近の角席が空いていたので即座に着席できたが、満席で順番待ちが出ることもしばしば。

注文の品が出てくるまでの間に、壁に貼られた金沢カレーの定義に目を通す。以下、念の為にテキストに起こしておく。
金沢カレーとは…
・ルーは濃厚でドロっとしている
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソースを掛ける
・付け合せにキャベツの千切りを載せる
・ステンレス製の皿に盛る
・フォークで食べる

デビルカレー(850円:税込)
程なくして、注文したデビルカレーが到着! 金沢カレー定番の具であるカツ(チキンカツ)と千切りキャベツの他、揚げた手羽先が2本つき、さらに唐辛子が振り掛けられた辛口カレー。ちなみに辛さは三段階(1デビル~3デビルと呼称)から選べるが、スタッフの方から「1デビルでも相当辛い」という趣旨のお言葉を頂いたので、無理せず1デビルで注文した。
ところで、なにゆえ“デビル”カレーなのかと言うと……。

石川県出身の鬼才、漫画家の永井豪氏の代表作のひとつ『デビルマン』からの命名なのだ。

この角度から見るとわかりやすいが、2本の手羽先はデビルマンの背中にある翼をイメージしているのである。

それはさておき、空きっ腹だったので早速いただくことに。黒く濃厚なカレールーは、フォークで苦もなく食べられるぐらい粘度が高い。ただ辛いだけでなく、しっかりとした複雑な旨味が感じられるダイナミックな美味しさ。食べている最中は案外と強烈な印象は残らないのだが、暫く食べないでいると恋しくなるような常習性の高さがある。カツや手羽先が揚げたてでアツアツなのも嬉しい限り。
注意点としてはルーの粘度が高い、つまり汁気が少ないので飲み下すのに水が欲しくなるところか。皆様も一度、お試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
