2013年03月23日

交通系ICカード、全国での相互利用開始も未だ道半ば



全国で相互利用スタート=10種類の交通系ICカード
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013032300125

JR東日本の『Suica(スイカ)』、首都圏私鉄の『PASMO(パスモ)』など、全国のJR各社と私鉄などが発行する計10種類の交通系ICカードが、本日(23日)より相互利用できるようになった。全国の鉄道52・バス96事業者の運賃精算が1種類のカードで行え、また買い物(電子マネー決済)もできる。

特に恩恵を得たと思われるのは、記事にもあるがPASMOに代表される私鉄系のカードだ。例えばPASMOなら関東など、それぞれの地域内でしか利用できなかったものが、名古屋や大阪といった他地域でも利用できるようになる。私鉄沿線に住んでいるから私鉄系のカードしか持っていない、という方は多かったのではないだろうか? 帰省や出張、旅行先での利便性は向上すると思う。

ただし東京で乗って名古屋で降りる、といったようなエリアを跨ぐ形での利用は、従来同様に不可能となっている。例えば東海道本線の熱海駅(JR東日本管轄)から三島駅(JR東海管轄)は、僅か2駅なのにカードの相互利用は不可だ。このようにエリアの端境に住んでいる方々にとっては、今回の措置は少々期待外れだったのではないか?

また高松琴平電気鉄道(ことでん)の『IruCa(イルカ)』や広島電鉄ら9社の『PASPY(パスピー)』、北陸鉄道の『ICa(アイカ)』など、四国や中国、北陸の私鉄系ICカードは今回の措置から漏れている。さらにはPASMOを導入しているのに今回の相互利用には参加しない関東鉄道のような例もあるので「これ1枚で全国へ!」のキャッチコピーは少々大げさに過ぎる気がする。

そもそもの話として「最初から規格を統一しておけば利用者も混乱しなくて済むのに……」と思わないでもない。しかしJRと私鉄は競合路線も少なくない“商売敵”の面もあるので、新技術の導入に当たっては顧客の囲い込みなどを目的として独自規格を採用するのは納得できる部分もある。また最初から統一規格を用いてしまうと技術の発展が早い段階で止まってしまう危険性もある(この辺りの話は別の機会にしたい)。

ただ或る程度の段階を超えれば、

「妙なんですよね。連邦のモビルスーツに、ジオンの武器がフィットするって……」

「そりゃあ、どっちもユニバーサル仕様の規格を採用しているからな」

「そういう部分では協調できるのに、何で戦争はやめられないんです?」

「戦争やってるうちに、そういう部分だけ熟(こな)れていったんだよ。効率がいいってな」

「アナハイム社の都合ってことですか」

「現場の都合でもある。現にいま、助かってるだろ?」

(by.バナージ・リンクストムラ:機動戦士ガンダムUC より)

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HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム デストロイモード チタニウムフィニッシュ (機動戦士ガンダムUC)

「連邦のモビルスーツ(MS)に、ジオンの(MSの)武器がフィットする」ように(?)、相互利用できたほうが結局は利用者にとっては便利だから、今回のような方向で話が進んでいくのは当然の成り行きといえる。

いずれは規格の統一化が完了して、本当の意味で1枚のICカードが全国で利用できるようになると思う。それも、そう遠くない将来に……。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 20:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:経済 | 更新情報をチェックする
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