「ルパン三世」銭形警部役 納谷悟朗さん死去
(スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/03/11/kiji/K20130311005371740.html
今月5日、俳優・声優の納谷悟朗氏が、慢性呼吸不全のため亡くなられたことが、所属事務所のテアトル・エコーより発表された。83歳だった。
なおプロフィールが「俳優・声優」となっているのは、納谷氏が新劇(西欧の近代演劇に影響を受けた写実的でリアリズムを大切にする演劇。歌舞伎・能・狂言などの伝統演劇を旧劇とし、それに対する呼称)の舞台俳優出身のため。また舞台演出などもされていた。
低音で渋い独特の声で、記事タイトルにある『ルパン三世』シリーズの銭形警部の役を始め、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田十三艦長、仮面ライダーシリーズのショッカー首領役なども演じられた。また洋画の吹き替えではクラーク・ゲーブル、チャールトン・ヘストン、ジョン・ウェインなどの声を担当されている。
ただ近年は『ルパン三世』のTVスペシャルを見た私の知人が「銭形警部、風邪引いたような声してたなぁ…」という感想を述べていたように、声に往年の張りというか、力強さが無くなっていたように感じる人も少なくなかったようだ。胃腸の切除手術をされたとのことだから、体力面での衰えがあったのかもしれない。
そのためか近年では、自分の持ち役以外はアニメや吹き替えの出演は少なくなっていたそうだが、舞台出演は続けられていたとのこと。私ごときが論ずるのは甚だ不遜ではあるが、そのような芝居に対する前向きな姿勢が、長らく第一線で活躍されてきた原動力だったのではないだろうか。
それにしても、私が子供の頃から親しんできた声の方が鬼籍に入られるのは、やむを得ぬ事とはいえ、やはり寂しい。
「地球か……何もかも皆懐かしい……」
(by.沖田十三:宇宙戦艦ヤマト より)

1/500 宇宙戦艦ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)
と言い残して息を引き取った(と思われた)沖田艦長は、「脳死には至っていなかった」という(割と強引な)理由で奇跡の復活を遂げたが、そんな事でも起こればいいのになぁ……。
何はともあれ、この場を借りてご冥福をお祈りし、末筆とさせていただきたい。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

「ルパン三世」銭形警部役 納谷悟朗さん死去
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