ある週末、高校時代の友人たちと旧交を温めた帰り道、時間的に調度良い頃合いだったので、夕食を済ませてから帰宅しようと思った。乗り換えのために途中下車した新宿でお店を探すことにしたが、「あれが食べたい、これが食べたい」的な衝動は特に湧いて来なかった。でも腹は空いている。こういうときのお店選びは結構悩ましいのだが「迷ったときは奇を衒わないベーシックな物にするのが一番」と考え、あるお店に向かった。

はやしや (洋食 / 新宿西口駅、新宿三丁目駅、新宿駅)
目的地は、JR新宿駅の西口から徒歩数分、スタジオアルタ裏の通りにある新宿サンパークビル――「1階がゲームセンターで、地下にスーパーマーケットの三平ストアがあるビル」と説明されるとピンと来る方もいらっしゃるだろう――の5階にある『レストラン はやしや』さん。
同地には嘗て和洋中あらゆるジャンルのメニューがリーズナブルな値段で頂ける、ファミリーレストランの原型とも言える『三平食堂』があった。『レストラン はやしや』さんは、その洋食部門の後継者的なお店である。
因みに『レストラン はやしや』さんの店名は、その前身が『三平食堂』であることから落語家の林家三平師匠(初代)との洒落でネーミングされている。更に付け加えれば『三平』の屋号は同グループ創業者で現会長である小林平三氏のパーソナルネームを逆さにしたもの。

店内の様子
窓の外から新宿の街を眺められる店内は、ドラマのセットのように(ドラマのセットよりも?)典型的なレトロ洋食店の趣。食事時だったこともあって店内は盛況だった。

昭和のプレート(1,000円:税込)
今回注文したのはメニューでも扱いの大きい、昭和のプレート。

その内容は、ハンバーグ、ポークソテー、サーモンのムニエル、エビフライ、野菜サラダ、春雨サラダ、スープ、カレーライス(ハヤシライスとの選択式)、スープと、昭和の時代の洋食屋の主力メニューが一枚の皿の上に結集した贅沢な一品。これだけ取り揃えて1,000円とは驚異的なコストパフォーマンスだが、自社ビルでの営業ゆえ家賃を考慮せずに済むからか?

カリッと揚がったエビフライ、ジューシーなハンバーグ、丹念に焼き上げられたポークソテーやサーモンのムニエルなどなど、皿の上の料理はいずれも基本に忠実な美味しさ。ありきたりかもしれないが、それゆえに飽きも来ず、末永く何度でも楽しめるのはありがたい。ボリュームも十分で、食べ終わる頃には満足感でいっぱいになる。
皆様も、迷ったときは『レストラン はやしや』さんに足を運んでみては?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

