2007年01月19日

たった一人、ジャングルで生き抜いてきた女性のこれから

「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもの。世の中には下手なフィクションよりも驚きの実話がある、という好例がこちら。

18年前に行方不明の娘、カンボジアのジャングルで発見される
エキサイト:世界びっくりニュース

カンボジア北東部のベトナム国境に近いジャングルで、一人の女性が保護された。食料を盗みにきて捕らえられたこの女性は、人語を殆ど解さず、入浴や服を着ることにも拒否反応を示すなど、尋常ならざる行動をとっていた。ところが腕に残っていた傷跡で、なんと彼女が20年近くも前に、ジャングルに入ったまま行方不明になっていた少女だと分かったという。その昔「狼に育てられた少女」が話題になったことがあったが、それに近しい話である。

フィクションの世界では、登場人物が人ならざる存在と共に育てられたために、動物の言語を解するなどの特殊能力を身につける…といった設定をしばしば見かける。しかし彼ら・彼女らがその特殊能力を生かして大活躍するというのは、それこそフィクションに過ぎないというのは、先の「狼に育てられた少女」やカンボジアの女性を見れば明らかである。

そして、よく「他人には出来ない貴重な経験をすることは人生にとってプラスである」といった趣旨の話を聞くが、こういった経験はマイナスにしかならないのは明白である。このカンボジアの女性は一時期よりは随分落ち着いたというが、それでも通常の生活に戻るには艱難辛苦の道のりが待っているだろう。

彼女が失ってしまった20年近い歳月は決して元には戻らない。そう、

「時計の針は元には戻らない」
(by碇ゲンドウ:新世紀エヴァンゲリオン)

のだ。

しかし、再会を果たした彼女の父親の「でも娘には長い人生が残っているのです」という言葉には救いがある。生きてさえいれば、いくらでも幸せを掴めるチャンスが生まれる。彼女のこれからの人生に幸多からんことを…。


長らく内戦が続いた国。真の復興はこれから。
posted by 只今(橘カヲル) at 23:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする
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