2012年11月05日

『ジャパネットたかた』の髙田社長でもテレビを売ることができない

昨今のテレビ販売不振の影響はジャパネットたかたにも押し寄せている
(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121031/238829/

日本屈指の通信販売『ジャパネットたかた』の髙田明社長が「いまテレビは異常なほど売れていません。商談にお越しになるメーカーさんも弱気なんです。これまでにないぐらいに日本のメーカーさん自体が落ち込んでしまってるんです」とインタビューに答えている。

髙田社長いわく、テレビの販売不振としてよく原因に挙げられるエコポイントの終了と地デジ化移行の実施によって、業界全体で売上が8割(!)落ちたとのこと。現在は、更にその6割しか売れていないという。あの髙田社長の巧みな弁舌を持ってしても思うように売り上げが上がらないのだから、他の販売店は推して知るべし状態なのだろう。

家電メーカーは様々な新機能を追加したり画質を向上させたりして需要を喚起しようとしているが、地デジ化移行の折に、ほぼ全世帯に強制的にテレビを買い換えさせた以上、次の特需はなかなか起こらないだろう。テレビは、そうそう故障するものでも頻繁に買い換えるものでもないからだ。

それに大画面テレビの価格破壊は凄まじい。髙田社長も「ぼくは、テレビが復活するということは難しいと思います。台数では復活するでしょうが価格が戻らない。昔のブラウン管テレビでは、32型がもっとも下がって10万くらいでした。それが液晶では、いま32型は2万円ですよ。5倍売っても、そのブラウン管時代の売り上げにはいかないんです。ですから、当然私たちも新しい方向を探っていくことは間違いありません」と述べている。いくら売っても利益にならないのであれば、販売店側だって販売を敬遠するのは当たり前の決断だと思う。

それに、これも方々で散々言い尽くされているが、ソフト面・・・つまり「見たい」と思えるテレビ番組が激減しているのもテレビ販売不振の原因だろう。

「人間の作った最高で最低の発明は何だか分かるか?…テレビさ。テレビは情報によって人を操り、人から現実感を喪失させてゆく。そう…今やテレビこそが宗教なのさ。テレビが、こんな馬鹿げた妄想のドラマに、簡単に騙されてしまう人間たちを作ったんだ」
(by.ドクター・ロンデス:カウボーイビバップ より)

121105_01.jpg
COWBOY BEBOP Blu-ray BOX (初回限定版)

昔のテレビには、これぐらいの力があったものだが、いまや見る影もない。まぁテレビ局についての話を始めると長くなるので別の機会に譲る。

話を戻すと、家電メーカーや小売店側は、もっとテレビ局をせっついて良質な番組を作るように働きかけていく努力も必要なのではないか。家庭用ゲーム機と同様、いくらハードの性能がよくても良質なソフトが少なかったら意味が無い。いっそ自分たちで良質な番組を作って提供するぐらいの気構えが無いと、テレビは売れないだろうな・・・。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
banner_03.gif←管理人の励みになります。よろしければクリックをお願いしますm(_ _)m



posted by 只今(橘カヲル) at 22:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:経済 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック