(スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121025-OHT1T00032.htm
埼玉県川島町のペット卸売会社『アドプラン』社長・藤原健治容疑者(60)が、違法ザリガニ漁を行ったとする県漁業調整規則違反容疑で逮捕された。同社は2002年から10年間の違法漁によって、ザリガニ1匹辺りの平均100円の売上を積み重ねて累計約1億円を稼いでいたというから驚く。
そんなに沢山のザリガニを捕獲して一体どうするつもりだったのかというと、
「ザリガニも食ってパワーアップッ! ブヂュブヂュルつぶして ひきずりこみジャムにしてくれるぜェーーーーッ!」
(by.ラバーソール(黄の節制):ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

ジョジョの奇妙な冒険 15 (ジャンプ・コミックス)
捕食して養分にするためではなく(苦笑)、記事によれば総て観賞用とのこと。
ただし観賞用といっても、もしかすると用途は大型の観賞魚や、亀など水性動物のエサかもしれない。なにしろアメリカザリガニは、元々ウシガエル(食用ガエル)のエサとして米国から持ち込まれたものだ。その数、最初は僅か20匹。ところが養殖池から逃げ出して、あっという間に全国に生息範囲を広げてしまった。
今やペットとしてもお馴染みになったアメリカザリガニだが、その一方で雑食のため水田の稲や在来動物を食い荒らす有害生物でもある。本来なら飼育禁止になるべきなのだろうが、繁殖力が強いため膨大な数が生息してしまっているため、それもできないという案外厄介な生き物なのだ。
「そんな生物を駆除(?)してくれていたのだから大目にみてあげても・・・」といった声が聞こえてきそうだが、実はアドプラン社が
抵触したのは、ザリガニの捕獲ではなく捕獲の方法。同社はアメリカザリガニの捕獲に、事前に県知事の許可が必要となる網目が5ミリ以下の網を、無申請で使っていたのだ。
網目の小さい網では、魚の稚魚や水性生物の幼生――要するに「子供や赤ちゃん」まで無制限に捕獲して生態系を破壊してしまう危険性がある。ザリガニを捕獲して売りさばくペット卸売会社を経営していている以上「知らなかった」では済まない問題なのだ。
あとは程度の問題かなぁ。個人レベルのザリガニ釣りではなく、無許可の漁で年間最低でも800万円、最高で1500万円稼いだというのは、やはりやりすぎだものね。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

ザリガニ違法漁、乱獲荒稼ぎ!10年で100万匹1億円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121025-00000032-sph-soci