2012年07月21日

牛込柳町『白河そば』さんで、立ち食いとは思えない拘りのうどんを食するの事

私は、学生時代も社会人になってからも何度か引越しをしているのだが、引越す前に住んでいた場所で贔屓にしていた料理店が無性に恋しくなる時がある。

或る日、そんな思いに駆られたので、

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白河そばそば(蕎麦) / 牛込柳町駅若松河田駅早稲田駅(メトロ)

都営大江戸線・牛込柳町駅西口を降りて徒歩数分(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)の『白河そば』さんまでやってきた。

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店内の様子

ご覧のとおり、一見どこにでも有りそうな路麺店(ろめんてん:街角で個人営業している立ち食いソバ屋のこと)なのだが、ムック本に掲載されたこともある実力店。なんでもフジテレビが河田町にあったころには、その近くで営業していたそうで、現在の場所に移った後でもワザワザ訪れるギョーカイ関係者が少なくないのだとか。

ギョーカイ関係者には食道楽が多いとは聞くが、路麺店は基本的に生活圏外の人が足を運ぶ場所ではないので、結構驚くべきことではなかろうか。

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きざみうどん(550円:税込)と小カレー(300円:税込)

今回の注文は同店の看板メニュー、きざみうどん。店名は『白河そば』なのだが同店の主力商品はうどんなのだ。なおセットで小カレーもつけた。

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「きざみうどん」の名の由来は刻んだ油揚げが具に使われていることから。ただし、その他にも天カスやワカメが惜しげも無く盛られており、うどんが見えないほど。

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主役のうどんは「ひもかわうどん」と名付けられ、まるで名古屋名物きしめんのように平べったい。物の本によれば店主の甥が勤める製麺所で作られたオリジナルとのことで、ムッチリとした歯ごたえが心地良く、巷の路麺店で出されるものとは一味違う。

またツユは「塩だし」と称し、醤油を一切使用せず昆布やカツオブシでダシを取ったもの。いわゆる関西風のツユなのだが、「塩だし」という程には塩辛くなく、ついついもう一口啜り込みたくなる美味しさだ。

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こちらは小カレー。なお普通の大きさ(?)の単品メニューとしてのカレー(650円:税込)もある。

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サイドメニューと侮る無かれ。立食いソバ屋で出されるカレーは間に合わせ的な物も多いなか、同店のカレーは単品料理として通用するレベルの味わいがある。実際、私が来店した折にも、単品でカレーを注文している人がいた。

留意点としては、同店は注文を受けてから一人前ずつ調理するスタンスを頑(かたく)なに守っているため、混んでる時はできあがるまでに少々時間が掛かる。路麺店らしからぬ拘りなのだが、訪れた際にはご注意あれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 09:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:蕎麦・うどん | 更新情報をチェックする
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