殺人未遂:男逮捕 男性突き飛ばし転落さす JR青梅線駅
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20120707k0000m040092000c.html
昨日の午前7時ごろ、JR青梅線福生駅のホームを歩いていた男性会社員(52)が、会社員・大森正明容疑者(34)に突き飛ばされて線路上に転落した。折り悪く駅には電車が入ってきていたのだが、転落に気づいた運転士が急ブレーキをかけたため、電車は被害者の約3メートル手前で停止。突き落とされた被害者や電車の乗客に怪我はなかった。
警視庁福生署は、大森容疑者が容疑を認めたため殺人未遂の現行犯で逮捕した。2人に面識はなく、大森容疑者は「イライラしていたのでやった」などと供述しているという。
――イライラしていたから、などという些細な理由で、たまたま自分の前を歩いていた無関係な人を
「近くにいた、お前が悪い・・・」
(by.浅倉威=仮面ライダー王蛇:仮面ライダー龍騎 より)

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー王蛇
と言わんばかりにホームに突き落すとは、なんとも腹立たしいし、恐ろしい。今回の事件は、誰しもが被害者となる可能性があるし、どんなに注意しても避けようがない所があるからだ。
ところで、被害者が無傷であったにも関わらず大森容疑者は殺人未遂罪で現行犯逮捕されたが、これは殺人未遂罪は被害者が命を取り留めたがどうか・怪我をしたかどうかに関わらす「殺意を持って殺害行為を実行した」時点で成立するから。大森容疑者は故意に突き落としたことを認めたので、殺人未遂罪の適用となったのだろう。
まぁ殺意の有無については今後、司法の場で争われる段階になって否定してくるかもしれないが、電車が入ってきている状況で駅のホームから線路へと故意に突き落としておいて「殺すつもりはありませんでした」という言い分が認められる可能性は、個人的には低いと思う。というより、私が被害者なら絶対に納得しない。
殺人未遂罪は、殺人罪とは違い量刑の規定はなく、状況によって決定される。初犯で被害者は無傷だったことを考えれば、それほど重い刑にはならないかもしれないが、少なくとも世間的な信頼や評判はゼロになる。些細な理由で今回の凶行に及んだ犯人は大きな代償を払うことになるが、誰しもが被害者になる可能性がある事件を引き起こしたという点で、同情の余地はないと思う。
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<殺人未遂>男逮捕 男性突き飛ばし転落さす JR青梅線駅
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