男性が狂犬病で重体=フィリピンでかまれ感染-国内の発症は70年以来・厚労省
(時事通信)
「いまどき狂犬病!?」
京都市在住の60代の男性がフィリピンで犬にかまれ、狂犬病を発症したと厚生労働省から発表された。国内で狂犬病の発症が確認されたのは、1970年以来、実に36年ぶりなのだそうな。なぜなら、日本では野犬という存在が姿を消して久しく、また狂犬病予防法に元づく飼い犬の登録及び狂犬病ワクチン接種の義務化が徹底されているからである。
故に狂犬病など過去の病気…と自分は思っていたのだが、世界では毎年50,000人が死亡していると知ってなお驚いた。さらに、発病後の死亡率はほぼ100%で、有効な治療法は存在しないことに驚いた。そして狂犬病という名前に幻惑されがちだが、感染源は犬とは限らないことにも驚いた。いやぁ、今日は驚きの連発だ。
今年もあと一月半。そろそろ年末年始の海外旅行などを計画している人もいらっしゃることだろう。だが海外にいって、日本と同じ感覚で迂闊に現地の(特に野生)動物に手を出したりして噛まれでもすると、取り返しのつかない事態になりかねない。狂犬病はワクチン接種によって予防が可能であり、また感染後でもワクチンを接種すれば発症を抑えることができるとのことなので、肝に銘じておきたい。
ウィルスにはスタンド能力を発現させるものもあるが、人間の体に入り込むと恐ろしい病気を発症させて不幸の元凶となる方が圧倒的に多いのだ…。
Stand by me(そばに立つ)が名の由来
パープルヘイズにやられると本人もどうにもできないようですからね・・・
今、中国で大流行中だそうですが。
なんでも5ヶ月連続で感染症の死亡者数トップだとか。中国では狂犬病はいまだ身近な死の病なのですね。