2012年05月26日

三鷹『杏苑』さんで「黄門様が日本で最初に食べたラーメン」に出会うの事

数々の逸話を残す水戸黄門こと徳川光圀公は、非常に好奇心・探究心の強い人だったようで、日本で最初にラーメンを食べた人としても知られる。そのレシピを元に再現された『水戸藩らーめん』は、現在では茨城県水戸市のご当地ラーメンとして町興しの役に立っている。

初夏にしては蒸し暑かった或る日の事、黄門様が食べたラーメンが食べられる店があると聞きつけ、私は三鷹にやってきた。

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杏苑ラーメン / 三鷹駅井の頭公園駅

JR三鷹駅南口を出て、ひたすら南下すること徒歩15分以上、周囲に駅もバス停も無い住宅街の一画に佇む(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『杏苑』(きょうえん)さん。外見上は一般的な中華料理店だが、水戸藩らーめんが食べられる東京では唯一のお店である。

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店内の様子

店内に写真付きのメニューが掲示されていたり、雑誌や漫画が置いてあったり、テレビが設置されていたりするなど、店内の様子も市井の中華料理店そのもの。その中で、テレビドラマ『水戸黄門』の番宣ポスターが目立つ位置に掲げられている所は少々異彩を放っているといえようか。

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水戸藩らーめん(900円:税込)

テレビでニュース番組を観ながら待つことしばし、お待ちかねの水戸藩らーめんが運ばれてきた。

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添えられている小皿に載っているのは、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ショウガ。

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ラーメンの薬味であるネギを加えた5種類で、五臓之気を発すると言われる五辛(ごじん)となるとのこと。

このように黄門様のラーメンは随所に薬膳や陰陽五行思想が取り入れられている。薬膳ではポピュラーな松の実やクコの実が薬味として乗っているのもそのためだし、ラーメンの具としては珍しいシイタケが採用されているのも「肉には必ず兄弟分の椎茸を用いる」との陰陽五行の儒教の哲学の影響を受けているのだとか。

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また麺は小麦粉に藕粉(ぐうふん:レンコンの粉)が練りこまれており、若干黒ずんでいるのも面白い特徴だ。見た目は蕎麦のようだが、食べてみると普通のラーメンの麺よりもツルツル感が強い、美味しい麺である。

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スープは、物の本によれば鶏や豚に加え鯖節や昆布でダシを取っているとのこと。食べる前、私は「ソバツユとラーメンスープの中間のような味かな」と勝手に想像していたのだが、いざ口にしてみると、思いのほか真っ当な中華料理のラーメンスープだったので驚いた。表面に脂が浮いているが、後口はくどくなく、美味しくいただける。

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完食!

お陰でスープまで完食できた。丼の底に輝く葵の御紋を目の当たりにすれば、思わず平伏してしまうかも!? 皆様もお試しあれ。





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posted by 只今(橘カヲル) at 08:09| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:ラーメン | 更新情報をチェックする
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