世間様ではゴールデンウィークなのだが、私は勤め先の関係上、旗日でも基本的に休日出勤だったり自宅待機を強いられる。この日も自宅待機となって、自由に行動できるようになったのは日が暮れてから。朝食と昼食は、そそくさとコンビニへ買い出しに行って済ませたので、せめて夕食ぐらいは外食にしようかと住まいのある自由が丘周辺を彷徨っていると、

チルドレン (ダイニングバー / 奥沢駅、自由が丘駅、緑が丘駅)
自由通り沿い、距離的には自由が丘駅と奥沢駅のほぼ中間からやや奥沢駅寄りの地点(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)で、ダイニングバー『Children』(チルドレン)さんが開店中なのを発見した。
幾度か雑誌で取り上げられたこともあるので存在は知っていたのだが、私はアルコールを受け付けない身体なのでバーや居酒屋はハードルが高く、今まで訪問することができなかった。しかしこの日は同店の入り口の扉が開け放たれており、そこから発する引力に引き込まれたのか、気がついた時には入店していた。

店内の様子
オイルランプの幻想的な明かりで照らされた店内には、カウンター席やテーブル席のほか、ソファー席まで用意されている。壁には絵画が飾られているほか、プロジェクターで映画(この日はスタジオジブリの名作『紅の豚』)が投影されていた。

マルゲリータ(780円:税込)
※写真右上でフライパンの柄のように写っているのは車輪型のピザカッター
お腹が空いていたので、この日は料理を2つ注文。まずは日本でもお馴染みになった、チーズとトマトソースとバジリコで構成されたシンプルなピザ、マルゲリータが到着。

特徴的なのが生地部分の薄さで、まるでクラッカーのような感じ。ミラノやローマのようなイタリア北部のピザに見られる特徴だ。

食べてみると生地部分はパリパリと非常にクリスピーで、上に乗ったトマトソースやチーズの旨味も申し分なく、スナック感覚で美味しく食べられるピザ。

スパカツ(980円:税込)
さて、ピザを食べ終えてから程なくして、同店の名物にして今回のお目当てであるスパカツが到着! 鉄板で熱せられたミートソースがチュプチュプと泡を吹きながら音を立てる様は、まるで火山口のマグマのようだ。

ミートソースで全体が覆われているため写真では全容を把握しづらいが、スパカツとは釧路のご当地グルメ。その正体は、鉄板の上にスパゲティが乗り、その上にトンカツが乗り、更にその上からミートソースをかけた料理。カツカレーからヒントを得たのだろうか?

トンカツは揚げたてで熱々、ニンジン・タマネギ・挽肉が惜しげも無く入れられた具沢山のミートソースは鉄板で熱せられて熱々、モチモチの生パスタは茹でたてで熱々な上に鉄板で熱せられた部分がオコゲ状になって違った味わいも楽しめて美味しい。
スパカツは、もっとメジャーな料理になって欲しいと切望する次第。皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
