
江ノ島弁天橋より江の島を臨む。
5月の3日、4日は休日出勤の憂き目に遭い、悶々とした日々を過ごした。その鬱屈した気分を晴らすためと、「折角のゴールデンウィークなので旅行的なことがしたいなぁ」と思ったので、久しぶりに江の島まで足を伸ばした。

江島神社辺津宮
江島神社での参拝を済ませたあと、帰り道にどこかのお店で食事をしようと考えていたのだが、流石にゴールデンウィークのため、どこの店も順番待ちの人で長蛇の列ができていた。そのため江の島近辺での食事は諦め

湘南モノレール
湘南モノレールで大船(おおふな)まで移動し、

大船軒 JR大船駅構内店 (弁当 / 大船駅、富士見町駅)
JR大船駅構内の売店で、大船軒の『鰺の押し寿司』を購入して帰宅した。『鰺の押し寿司』とは鰺(あじ)の切り身を酢でシメて押し寿司にしたもので、小耳に挟んだ所によれば1日約4,000個を売り上げるという大船駅の名物駅弁である。

伝承鯵の押寿し(1,200円:税込)
大船軒の『鰺の押し寿司』には、中鯵を使うノーマルバージョンと、脂の乗った小鯵を使う上位互換商品『伝承鯵の押寿し』の2種類がある。名に“伝承”とついているのは、大正時代に販売を始めた当初の『鰺の押し寿司』は近海物の小鯵を使っていたため。いわば復刻版なのだ。

中身は、小鯵を関東風に握り関西風に押し寿司にして仕上げたものが8つ鎮座する。なお販売当初と違い、現在は日本有数の鯵の産地である九州の五島産の鯵を使用しているとのこと。

押し寿司の駅弁というと、保存を第一に考えるからか、ともすれば酢がキツくて素材の味が飛んでしまっているものも無いわけではないが、大船軒の鯵の押し寿司は、酢の塩梅が程よく、脂の乗った鯵の身の美味しさがチャンと味わえる優れ物。
人気駅弁のため商品の回転が早く、過度に保存の事を考えなくてもよいのが功を奏しているのだろうか、と想像してみた。また押し寿司ではあるが酢飯がガチガチに固められておらず、適度に隙間があるため口の中で崩れやすいのも良い。
名物駅弁のため、スーパーやデパートの駅弁大会で購入できるケースも多いと思われる。食事に、酒肴に大活躍することだろう。皆様もお試しあれ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
