2012年04月29日

空から女の子・・・じゃなくてクマが落ちてきたお話

「親方! 空から女の子が!」
(by.パズー:天空の城ラピュタ より)

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天空の城ラピュタ [Blu-ray]

というシチュエーションはフィクションの世界ではお馴染み(?)だが、現実世界では美少女の代わりに、こんなものが空から落ちてくるようだ。

危ない!! 空中にクマ
(産経新聞)
http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2012/04/0428bear/

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産経新聞より

えらくシュールな写真で、いったい何事かと思うが、これは今月の26日、アメリカ・コロラド州ボルダーのコロラド大学ボルダー校内を徘徊したうえ木に登ったクマを、落下予測地点にマットを敷いた上で、野生生物保護団体の職員らが麻酔銃で眠らせてキャッチしたもの。

ちなみに動画もある。



大学関係者によると、このクマの年齢は推定1~3歳、重さは150~200ポンド(68~90.7Kg)くらいだという。

ところで日本では、野生のクマが人里に降りてきて問題になるケースが近年増えてきている。山林の開発が進んで人間と野生動物との境界線が曖昧になってしまったためであるが、アメリカほど国土が広くない日本では、やむなくクマを射殺する、というケースが一般的だ。

そんなとき、決まって「クマを殺すなんてカワイソウ。なぜ麻酔銃を使わないのか」といった抗議の声が上がる。しかし事はそう簡単ではないのである。

日本の法律上、麻酔を取り扱えるのは専門知識と資格を持った人に限られる。しかも処方を間違えると十分な効力を発揮しなかったり、逆に効きすぎて死なせてしまう危険性がある。また当然のことながら、銃を扱うには実銃の所持および使用許可が必要である。

つまり日本において、動物相手に麻酔銃を扱えるのは実銃を扱える獣医師に限られるのだ。そして容易に想像できるとおり、その条件にに該当する人は多くない。そして、たまたまそんな人が近くにいて麻酔銃を使うことができたとしても簡単に一件落着はしない。いかに強力な麻酔薬といっても、効力を発揮するまでには一定の時間が必要で、その間に暴れられたら人的被害が出るかもしれないからだ。

麻酔銃云々の抗議をする人は、このことを知っておいて欲しいと思う。心情的には理解できるが、カワイソウだけで解決する問題でもないのだ・・・。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 06:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする
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