2012年02月25日

卒業式等での国歌斉唱における教師の不起立問題について一言

不起立教職員、初日は8人 大阪府立高卒業式
産経新聞

大阪府では、橋下徹・前大阪府知事(現大阪市長)時代の昨年6月に国旗国歌条例(以下、本条例)が成立した。これは大阪府の施設における国旗の常時掲揚と、府内の公立学校の教職員を対象として、卒業式等の学校行事でにおける国歌斉唱時には起立斉唱することを義務づけるもの。

本条例が成立した後の初めての卒業式シーズンを迎えた今月24日、大阪府内で行われた府立高校32校の卒業式で、国歌斉唱時に起立しなかった教職員は、6校の式で8人いたと、大阪府教育委員会から発表された。

不起立教員8人に「子供たちに悪影響」松井知事 「公務員をやめたらいい」橋下市長
産経新聞

これについて、松井一郎・大阪府知事は、記者団に「注目された中で、わざと違反をするのは、組織の一員としてあってはならない。公務員組織の中にいるのではなく、自分の考えを訴えて、政治の道を志したらいい」、「ルールを率先して破る先生を目にすれば、子供たちにとって非常に悪い影響を与える」と述べた。

また本条例成立時の知事だった大阪市の橋下徹市長は「その8人の人に府民は公務員をやってくださいと頼んでいない。公務員をやめたらいい。勘違いしすぎだ。教育の現場に携わってもらってもかまわないが、公務員という身分をはずして自由にやれっていいたい」と語った。

これに対し大阪教職員組合は「新たな強制押しつけの強化で、内心の自由を保証した憲法に違反している」と、強く反発しているという。

えーと、この話について細かく書き始めると本が一冊できあがるぐらいの勢いになるので簡潔に書く。卒業式の国歌斉唱時おける起立斉唱の義務化は、思想・良心の自由を保証する日本国憲法第19条に反しているというのが、大阪教職員組合の主張であるが、果たしてそうだろうか?

まず本条例で義務化しているのは「卒業式等の学校行事でにおける国歌斉唱時には起立斉唱すること」であって、「日本国の国歌は素晴らしいものだと思わなければならない」ではない。つまり個人的な主義主張や好き嫌いについてを強制する条例ではない。その点では大阪教職員組合の皆様は安心していただきたい。

ただし「思想・良心の自由が保証されているから起立しない、斉唱しない」というのは違う。起立しない、斉唱しないというのは個人的な主義主張や好き嫌いを対外的態度に示す表現方法である。これは思想・良心の自由ではなく日本国憲法第21条にある表現の自由の領域になる。

そして表現の自由は、他の基本的人権同様にその濫用によって他者の人権を侵害してはならないと解釈されている。平ったく言えば「腹の中で何を思おうと勝手だけど、それを表に出して他人に迷惑を掛けるな」ということ。

つまり個人的思想の発露として国歌斉唱時の起立斉唱を拒み、その結果として卒業式の進行を阻害して、平穏無事で思い出に残る有意義な卒業式をしたいという生徒に迷惑をかける行為まで、憲法は保証していない。

・・・といったような事は、おそらく大阪教職員組合も分かってはいるんだろうなぁ。既に引っ込みがつかなくていて、あれこれ反発しているが

「立ち上がる気か・・・だが、悲しいかな。その行動をたとえるなら、ボクサーの前のサンドバッグ・・・ただうたれるだけにのみ、立ちあがったのだ」
(by.花京院典明:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 6.花京院典明


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君が代斉唱、8人不起立=府立高卒業式で―大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000135-jij-pol
posted by 只今(橘カヲル) at 09:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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