遺伝子組み換えマウス、10日間逃走…厳重注意
(読売新聞)
昨年の暮れ、東京都目黒区にある独立行政法人・国立病院機構東京医療センターの研究棟から遺伝子組み換えマウス1匹が飼育室から逃げ出した。マウスは今月7日に捕獲装置で捕らえられたが、監督官庁である文部科学省は、管理が不十分だとして、同センターに対し厳重注意したとのこと。
記事によれば「人や哺乳動物に対する病原性は持っていないことから、人への健康影響はない」とのことだから、ひとまず最悪の事態にならずに済んだ。それにしても、マウスが逃げたのは、飼育室の扉が開けたままで逃亡防止用装置も外していたことが原因というから、ちょっと管理が杜撰すぎる。
マウス【mouse】とは、ご存知のとおり医学実験用に飼育・繁殖させたハツカネズミの変種のことだが、体長(尾を除く体長=頭胴長)はせいぜい7センチほど。
「『シートン動物記』の著者E・T・シートンは「追跡不可能な動物はいない」と言った。走るのが早い動物よりも、「地形」や「風向き」「動物の習性」を研究している人間の方が、ちょっぴりだけ有利というわけだ・・・」
(by.空条承太郎:ジョジョの奇妙な冒険第四部 より)

超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第四部 27.空条承太郎 (荒木飛呂彦指定カラー)
とはいっても、この程度の大きさなら、人間では想像もできないような小さな隙間や穴から逃げおおせることが容易に可能だ。無事捕獲できたことは僥倖といっていい。
それに「人や哺乳動物に対する病原性は持っていない云々」とあるが、まだ人類が手に入れてから日の浅い遺伝子組み換え技術によって生み出されたマウスなのだ。まぁスタンド能力に目覚めることは無いにしても(苦笑)、例えばそのマウスを捕食してしまった動物への影響などは、まだまだデータ不足な所が多いはず。
それを思えば、実験用マウスの管理は、くどいぐらい厳重で調度良いぐらいではないか?
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遺伝子組み換えマウス、10日間逃走…厳重注意
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