2012年01月08日

少子化の折、水増ししてでも大学合格実績を作りたい気持ちは理解できなくもないが・・・。

浪速高校:大学合格実績を水増し 受験料負担し大量出願
毎日新聞
浪速高校:合格実績水増し、少子化で学校に「焦り」
毎日新聞

私立浪速高校(大阪市住吉区)が、成績優秀な生徒の受験料を実質負担した上で、ひとつの大学の学部・学科を重複して受験させることで、公表する合格実績を水増ししていたことが明らかになったと記事は伝えている。例えば、記事によれば同校はホームページで立命館大学の2011年度合格者数を「延べ32人」と公表しているが、そのうちの9人分は1人の生徒が試験に合格したものとのこと。

こうした行為は同校の木村智彦校長(65)の指示で昨年から本格的に始まったといい、受験料を負担した生徒の実績などを列挙した内部資料は『Xファイル』と称され極秘扱いだった。だがこれは実績を優良と見せかける表示を禁じた景品表示法に抵触する可能性があるという。

さて、問題の合格者数は重複しているものでも各々を別個にカウントして合計するときに使う「延べ」をつけて表記されており、注意深い人であれば「1人で複数の学部に受かった人がいるんだなぁ」と認識できるという所では、いちおう逃げの手は打たれている。

しかし合格者数を延べ表記するなど、少なくとも私は他に見たことが無い。それに同じ大学の複数の学部を受験することは、私はしなかったし私の周囲の人間にもそういった経験の持ち主はいないから、結構レアなケースなのではなかろうか。

そこから考えれば、「延べ32人」という表記を見た人が誤認識する可能性は決して低くないと思う。見る側の注意力不足を指摘する人がいるかもしれないが、

「「注意深く観察して行動しろ」・・・・・・だぜ康一君」
(by.空条承太郎:ジョジョの奇妙な冒険第四部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第四部 27.空条承太郎 (荒木飛呂彦指定カラー)

冷静沈着で観察眼の鋭い空条承太郎のような人間ばかりではないのだ。

話を戻すと、少子化で学校経営が厳しいのは理解できるし、有名大学への進学実績が対外的アピールになることも十分理解できる。だからといって捏造してまで数字を作っては、かえって評判を落とすだけだ。

学校とは生徒達が社会に出るための訓練場という意味合いから、ある意味で外界とは隔絶された特殊空間になっている。そんな所で長年勤務していると、自分たちだけで口裏合わせをしていればダークな行いもバレる気遣いはないという思考になるのだろうか。インターネット文化が発達した今の世の中では、それは時代錯誤な考えだと思うのだが・・・。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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<浪速高校>合格実績水増し、少子化で学校に「焦り」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120108-00000021-mai-soci
posted by 只今(橘カヲル) at 22:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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