路上に負傷の記憶ない男性 ひき逃げか 茨城
(産経新聞)
昨日の22時50分ごろ、茨城県日立市神田町の国道で、会社員の北川寛さん(28)が倒れているのを通行人が発見し、110番した。北川さんは胸の骨を折るなどの重傷。北川さんが乗っていた自転車が近くに倒れており、警察では轢き逃げの疑いもあるとみて調べている。北川さんは職場から帰宅する途中だったが、事故当時の記憶がないそうだ。
「重傷」とは全治まで1ヶ月以上の入院治療が必要であるが(今のところ)生命に別状はない状態を指す言葉。事故に遭われた北川さんは災難だったが、命に別状が無かったのは不幸中の幸いで、まずはなにより。一日も早く怪我が治ることを願うばかりだ。
ただ事故当時の記憶が無いというのが気がかり。なぜならストレスに晒されたことによる心因性の記憶喪失ではなく、事故などで頭部(脳)に損傷を受けたことが記憶喪失のキッカケになるケースもあるからだ。
「何も憶えていない。算数とか「文字」は読めるし、これが「コップ」で・・・「水」が入っているってこともわかる。徳川家康とかエジソンとかも知ってる・・・。でも自分のことは何もわからない・・・・・・名前も好きな花も、自分が船乗りなのかどうかも、まったく見当もつかない」
(by.謎の青年(仮名:東方定助):ジョジョリオン より)

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というように、フィクションの世界では、登場人物に神秘性や謎を持たせるために、記憶喪失であるという設定が用いられることが珍しくない。だから記憶喪失と聞いても思いのほか軽く考えがちだが、脳に何らかの異常が発生している危険もあるので、油断は禁物だ。
記憶喪失は、発症しても記憶は次第に戻ってくるケースが多いと聞く。怪我の治癒に加え、事故当時の記憶が戻って来ることを切に願う。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
