(eiga.com)
英エンターテインメント業界紙「ザ・ステージ」に、ジェダイを募集する広告が掲載されたそうだ。そう、キミもオビ=ワン・ケノービやルーク・スカイウォーカーと同じく、ライトセーバーを振るい、銀河系の自由と正義の守護者となるジェダイの騎士になれる日が来たのだ!
「でも『スターウォーズ』を見る限り、ジェダイになるには先天の資質と相当な修行が必要なんじゃないの?」とおっしゃるアナタ、今回、ジェダイの条件として要求されているのは資質でも修行でもなく「フレンドリーで、情熱的に子供を楽しませることが出来る人」である。
「それなら何とか…」という声も聞こえてきそうだが、これはこれで中々大変な条件だ。
かつて太閤・豊臣秀吉が低い身分から立身出世して、ついに天下人となったときのこと。ある人から「天下人となるまでに一番苦労したことは何か?」と聞かれた太閤殿下は「幼少のころ、弟や妹の子守をしたことだ」と答えている。
子供というのは分別がつかないため、何をしでかすか分からない存在だ。しかもコミュニケーション能力が未発達のため、意思の疎通を図るのが難しい。しかし若き日の太閤殿下は、そんな彼らの相手を日々繰り返すことで、彼らが何をしでかすかを察知する予知能力・彼らの心を見抜く読心術・自我のコントロールが利かない彼らを指揮する統率力などを身に着けたのだ。これらの能力が、後々太閤殿下の天下取りに大いに役立ったことは言うまでもないだろう。
閑話休題、今回この広告を出したのはイギリスのテーマパーク、チェシントン・ワールド・オブ・アドベンチャーズ。実は、今秋行われる「スター・ウォーズ・ハロウィーン」の際に、ジェダイ役を演じる役者を探しているとのこと。今回の募集要項でフォースの能力が問われていないのはそのためだ。
まぁ確かに「私はフォースを操れます」などと口走る、訳のわからない自称ジェダイ(爆)が大挙して押し寄せても困る。だが前述したように、真剣に子供の相手をすると太閤殿下のごとく予知能力や読心術などが磨かれる。意外と、今回立候補した人たちの中から真のフォースに目覚める人が…いや、子供の遊び相手をしているうちにフォースに目覚めるというのも、それはそれでイヤだな(笑)。
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『スターウォーズ』を見て、君もフォースに目覚めよう!