(ITmedia)
ある調査結果によると、約90%の男性が勤務時間中に菓子類――いわゆる『おやつ』――を食べることに大して抵抗が無いと答えているという。だが、年齢が上がるほど「職場で食べるのはみっともない」と考えている傾向もあるそうだ。高齢者ほど「(おやつを)職場で食べるのはみっともない」と考える人が多いのは、高齢者ほど「おやつなんかで腹を膨らませるより、主食をチャンと食べなさい」と躾けられた人が多いからか。高齢者ほど「歩きながらモノを食べるのはみっともない」と考える人が多いのと根っこは同じと考えられる。
とはいうものの、自分の職場を見渡すかぎり、老若男女の別なく職場で菓子類を食べることに抵抗があるようには見えない。自分の勤めている会社はいわゆるベンチャー企業の類に属するから、年長者といえども柔軟な思考の持ち主が多いのか? 「別に気分転換になれば良いんじゃないの、脳ミソを使うデスクワークが多いから、糖分補給は理にかなっているしね」といったように。
そう考えると「(おやつを)職場で食べるのはみっともない」と考える人が多い高齢者の方は、伝統や格式を重んじる大企業や公務員などに多いのかもしれない。この辺はどちらが良い悪いではなく、ある種の職業病であろう。
こんな話がある。ある女性が「夫が数字に細かく、家計のやりくりでも一円単位で注文してくるので困っています。男なのだから、もう少しおおらかでもいいのに…」との悩みを打ち明けた。そこで女性に夫の職業をたずねたら、銀行員だという。
そりゃ、お金に細かいのは当然だ。窓口業務ならまだしも、融資係ともなればドンブリ勘定というわけにもいくまい。この相談者の夫の場合、数字に細かいという特徴を下手に矯正してしまうと職務に支障が出る恐れがある。「(おやつを)職場で食べるのはみっともない」という考え方にしても、上のほうから一方的価値観を下手に押し付けてしまうと社の気風を損ね、社員の活力を奪う危険性もある。礼儀作法との兼ね合いも考慮し、程度と加減を加味した上でなら別に職場で菓子類を食べるのは構わないと思う。
もっとも、自分は余分なカロリーを取りたくない・下手に食べると胃に血液を持っていかれて集中力が削がれるという理由から勤務中に菓子類を食することは殆どない。そうでなくでもベルトの穴を一つ緩めなければいけない危機が迫っているというのに(笑)、このうえ自爆に等しい行為を重ねてどうする!?
そう、自分は…

会社にあるのと同型のオフィスグリコ
日々これの誘惑に耐えているのだ!
懐かしの…