
西武池袋線・江古田駅
私の普段の生活圏から少し遠出して江古田までやってきた。周辺に3つの大学をはじめ多くの学校を擁する同地は、周囲の地名は「えごた」なのに駅名は「えこだ」なので、よく私は「どっちだっけ?」と迷う。今年の1月に駅舎が改築されたことは知らなかったので、少々驚きながら下車した。
ところで同地を訪れたのは・・・。

イスラエル料理 シャマイム (西アジア料理 / 江古田駅、新桜台駅、新江古田駅)
江古田駅南口から徒歩数分、道が少々入り組んだ商店街の一画に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『シャマイム』さんでイスラエル料理を味わおうと思ったからである。
特に中東関連のニュースで頻繁に耳にするのでイスラエルという国名は馴染み深い部分もあるが、しかしイスラエル料理と言われると想像もつかず、またそれ故に興味を惹かれたので「百聞は一見に如かず」と訪れることにしたのだ。

店内の様子
照明を控えめにした店内は飲食店というよりはBARのようなムーディーな雰囲気。店内の壁や棚の随所に、ユダヤを象徴するダビデの星(六芒星型のマーク:イスラエル国旗の中央にも描かれている)が刻まれた小物などが置かれている。そして店内が思いのほか賑わっていたのに驚くと共に、日本では一般的ではないジャンルの料理で確りと客を呼び込めている事から、出される料理のクオリティにも安心感を覚えた。

ファラフェルセット(レギュラーサイズ 1,575円:税込)
今回のオーダーは、イスラエルを代表する料理というファラフェルのセット。

このコロッケのようなものがファラフェル。ひよこ豆を潰してハーブを混ぜて揚げたもの。

半月状にカットされたピタパンを袋状にし、

テヒナというゴマのペーストや

こちらのスパイシーなソースを内側に塗りつけ

タップリの野菜サラダと前述のファラフェルを

挟んだら豪快に齧り付くのが本場の食べ方だそうだ。物の本によれば「イスラエルの本当の味を知って欲しいから日本人向けのアレンジはしていない」とのことで、正直なところ「もしかしたら口にあわないかもしれない」と多少身構えながら口に運んだ。
だがファラフェルはそのまま「豆のコロッケ」だし、テヒナや野菜サラダも味わいはマイルドで、驚くほど抵抗なく私の舌と胃袋で受け入れることができた。洒落たカフェのランチメニューとして出されても違和感はないテイストと美味さだ。また成人男性である私が満足するほど料理のボリュームもあり、日本人客で店内が賑わっている事にも納得してしまった。
アジアや中東諸国の料理は独特の癖を持つものも少なくないので苦手な方がいるかもしれない。そんな皆様にも『シャマイム』さんならハードルが低いと思う。お試しになられてはいかが?
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
