(J-CASTニュース)
上の記事タイトルだけでは何のことやら分からないと思うので、産経新聞が「やってしまった」記事を下に引用する。

Yahoo!ニュースより
これは2011年度第3次補正予算案と復興増税案をめぐる与野党の協議について書かれた、いわゆる「政局」について書かれた記事なのだが、それまで自民党に対して冷淡に接していたのに急に軟化した民主党の態度を記事中で「ツンデレ」と表現しているのだ。エンタメ記事ならともかく、政治がらみの「お固い」内容の記事に、こうした見出しが付くのは極めて稀なケースだ。
最近では(いわゆるオタクではない)普通の方でも用いるようになったので、ツンデレという言葉をご存知の方も多いのではないだろうか。それでも一般的な、いわゆる国語辞典に載っているような言葉ではないから、記事中に「最初はツンと敵対的だが、ある条件ではデレデレといちゃつく」とツンデレという言葉について説明がある。
もちろん間違ってはいないが、ツンデレには「想いを寄せている相手にデレデレと素直に好意をみせることをせず(あるいはできず)、ツンツンと突っ張った態度をとる」というパターンもある。このタイプのツンデレとして典型的な例を挙げるが、
上の動画の0:45付近で、ヒロインのシャナが悠二に対して
「うるさい! うるさい! うるさい!」
(by.シャナ:灼眼のシャナ より)

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と照れ隠しに言い放つ、とても活字では伝えきれない微笑ましい可愛らしさ。これこそツンデレの真骨頂である・・・いかん、何を熱く語っているのだ私は(苦笑)。
もとい、こうしたキャラクター像は、とりわけ恋愛物の登場人物としては珍しくない。というよりステレオタイプともいえるパターンなので昔から創作物の中には存在したのだが、こうしたキャラクターを総称した呼び方が今まで無かったところにツンデレという当意即妙な言葉が登場したので、一気に普及したのではないだろうか。
それはさておき、だからといって前述のように国語辞典に載るほど一般的な言葉になったわけではない。産経新聞からは、このような見出しがついた経緯について「政治など硬派のニュースにも若い人たちに興味を持って読んでいただきたいと願っています」とコメントしているが、何もツンデレという言葉を使えば若い人が新聞を読んでくれるというわけではないだろう。むしろ言葉のTPOをわきまえられないのかと疑ってしまう。
新聞記者は文章を書くプロなのだから、若い人にも分かりやすい平易で簡潔な言葉で記事を書くことができなければならないはずだ。下手に若者言葉やネットスラングなどを使われると「言葉を書くプロなのに、それしか表現方法を知らないのか?」と捻くれ者である私などは思ってしまう。
いくら若者言葉やネットスラングが一般的になっても、まさか顔文字や絵文字で新聞を書くわけにはいかないでしょう? それしか言葉を知らない人達にも、国語辞典に載っているきちんとした言葉で説明できるのが記者の腕だと思う。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
産経新聞がやってしまった 政治記事で「ツンデレ」見出し
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000003-jct-soci

