2006年08月22日

仏師と原型師の共通点とは

入場者は増えてはいるが原型師が足りない?――ワンフェス2006[夏]
ITmedia +D Games

世界最大のガレージキットのイベント『ワンダーフェスティバル(ワンフェス)』が今夏も開催される。ガレージキットなどに興味を持った一般顧客の入場者は増える一方、腕のいい原型師の数は簡単に増えないため、出展者や企業は大変だとのことだ。

上の段落は、フツーの人にはなんのことかサッパリ分からない文章だと思う。ガレージキットとは、車のガレージ(車庫)のような小さな工房で、個人規模の手作業により少量生産される模型キットの事。ワンフェスとは原型師の手によるガレージキット等の展示・販売を主目的とするイベントの名称。原型師とは造型師ともいい、製品や商品になる模型の元(原型)を作る人のことだ。

詳細は上部リンクをご覧いただきたいのだが、自分のような人間でも『腕のいい原型師の数が足りない』のは当然だと容易に想像がつく。例えばアニメの登場人物を立体化するとなると、二次元平面に表現された情報のみを元に、三次元の物体を作り上げなければならない。それは単に模型製作技術だけに秀でていても難しいだろう。なにしろ、実物を見て作るというわけにはいかないのだから。

…と、ここまで書いて、自分は以前聞いた「腕のいい仏師(ぶっし:仏像を作る人)になると、仏様が直接指導して仏像を彫らせる」という話を思い出した。なんでも腕のいい仏師が仏様のことだけを考え、一心不乱に仏像を彫っていると、仏様が仏師に「そこはそれ以上彫ったらダメ」「そこはもう少し丸みをつけて」といったことを瞬間的に仏師に悟らせるのだそうだ。だから完成した仏像は仏様の御姿そのものになるのだと。

まぁ、要は雑念を払い、集中力が極限まで高まった結果、まるで仏様が直接指導していると思えるほどの感性や技術力が引き出されるということだと思う――モチロン、実際に仏様が直接指導している可能性は否定しない(笑)――が、実物を見て作るというわけにはいかないという点においては仏師も原型師も同じだ。なるほど、腕のいい原型師が作った造形物を神仏のように崇める人がいる理由の一端が分かったような気がする。
(^ー^* )フフ♪


( ̄◇ ̄;)エッ、自分(管理人)もその中の一人じゃないのか、ですって…

))))))))))))))))))))∑ヾ( ̄ω ̄;)ノ ギク!!

じ、自分はアニメの女の子のフィギュアだとかを有り難がったりしてはいませんよ。
(;^_^A アセアセ・・・



( ゚o゚)ハッ しまった、誰も「アニメの女の子のフィギュア」なんていってない…


うーん、凄い取り合わせ
posted by 只今(橘カヲル) at 20:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:サブカルチャー | 更新情報をチェックする
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