(日刊スポーツ)
小中学校の同級生だった男性(27)に、mixiを通じて「復讐はまだ終わっていないからな」などと数回にわたりメールを送信して脅した脅迫の疑いで、埼玉県入間市の無職西川真史容疑者(27)が逮捕された。同署によると、西川容疑者は「いじめを受けたことを忘れられず、悔しくてやった」と供述しているそうだ。
被害にあった男性は実名でmixiに登録しており、それに気づいた西川容疑者が脅迫メールを送った。記事によれば、メールには男性の娘(3)について言及した内容があり、危険を感じて被害届を出したとのこと。
最初にお断りしておくが、私は西川容疑者の行いについて同情するつもりも擁護するつもりもない。だが、このエントリを閲覧した方の中に、もし「イジメ」という言葉で誤魔化した暴行・傷害・脅迫・名誉毀損・恐喝・器物損壊・窃盗などなどの様々な犯罪行為に現在進行形で手を染めている人がいるとしたら、それは非常にリスクの高い行為であり即刻止めるべきだと警告したい。
この事件でも分かるように、少年少女という多感な時期に受けた心の傷は容易に癒えない。10年以上の時が過ぎても復讐の念を心に抱き続けていたとしても何ら不思議ではない。そして今回のケースのように復讐のターゲットを加害者自身だけではなく、加害者の家族にまで及ぼす可能性だって大いに有り得るのだ。
自分の守るべき家族が復讐のターゲットになってから贖罪の言葉を口にしても、復讐に燃える相手から
「『どうすればいい』か? そうだな・・・強いて答えるなら せいぜい『苦しむがいい』」
(by.雪代縁:るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 より)

るろうに剣心 19 (ジャンプ・コミックス)
といった取り付く島もない答えが返ってこなかったらどうする? まして今回のケースのように、相手が無職・独身でおまけに前科持ちにまでなったとなれば失うものなどない。玉砕覚悟で付け狙われる危険性もある。
取り返しの付かない事が起こってから後悔しても遅いのだ・・・。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

「いじめ忘れられず」同級生にミクシィで脅迫メッセージ送信 容疑の27歳男を逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000525-san-soci