2011年08月22日

B級グルメで町おこしを狙う自治体が富士宮やきそばに学ぶべきこと

全国ご当地B級グルメブームの火付け役的な存在、富士宮やきそば。もともとは富士山の西麓に位置する静岡県の富士宮市で親しまれてきたローカルフードだったのだが、地元の有志が集って2000年に「富士宮やきそば学会」が発足してから事情が変わった。

使用する食材など、富士宮やきそばの定義を明確に定めて味の研鑽に務めたことが花開き、全国ご当地B級グルメ日本一を決める「B-1グランプリ」で連覇を達成。今や年間60万人を富士宮市に呼び寄せる観光資源にまで成長した。

もやは国内に敵なし? の富士宮やきそばの次なる野望は・・・!

富士宮やきそば:NYでも人気? 初上陸、2時間で300食
毎日新聞

海外進出! という、ある意味お約束の展開である。今月21日、アメリカ・ニューヨーク市中心部の歩行者天国のイベント「デイトップ・マディソンアベニュー・フェスティバル」に出店。記事によれば午前11時の販売開始から2時間あまりで、国産小麦を用いた特別仕様の麺300食(1皿5ドル=約380円)が捌ける盛況ぶりだったという。

今後も富士宮市は、富士宮やきそばの海外展開を通じた地域振興を進める方針だとのこと。火力が弱く思うように焼けない、一部の材料が輸入規制されているなどの苦労もあったようだが、それを跳ね返してイベントを成功に導いた富士宮やきそば学会を始めとする関係者の皆様には拍手を送りたい。

思うに、地元の駄菓子屋などでアットホームに親しまれてきた富士宮やきそばが、これだけのビッグネームになったのは、地元の方々の地道な努力によるものが大きいのだろう。前述のとおり富士宮やきそばは、これを目当てに沢山の人が現地に訪れるようになったし、全国各地のイベントに出店しても常に盛況だ。その現状に胡座をかくことなく、今もなお富士宮やきそば学会を中心に味の研鑽に務めていると聞く。また海外進出という「攻めの姿勢」も忘れていない。

「でも、この後も攻め続けるんでしょ」
(by.草薙素子:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX より)

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攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG 草薙素子 (1/7スケールPVC塗装済み完成品)

と関係者に問えば、即座に「YES!」という答えが返ってきそうだ。

B級グルメで町おこしを狙う自治体は多く、昔から地元で食されてきた料理をブラッシュアップしたりアイデアを持ち寄って新料理を生み出すなどして、各地で工夫を凝らしたB級グルメを誕生させている。しかしそれらは味の研鑽と現状に満足しない攻めの姿勢があって初めて功を奏するものなのだと思う。他の自治体が富士宮やきそばに学ぶべきは、そうした部分ではないか。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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<富士宮やきそば>ニューヨークの青空市に初めて登場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110822-00000011-mai-soci


posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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