2011年07月21日

『なでしこジャパン』好事魔多し

好事魔多し――良いことには邪魔が入りやすいことを意味する言葉だが、先日行われたサッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝の快挙を成し遂げた日本代表『なでしこジャパン』も例外ではなかったようだ。



なでしこ熊谷選手の飲み会発言ばらす 法政大生のツイートに大学が謝罪
J-CASTニュース

『なでしこジャパン』の一員として活躍し、先日のW杯決勝戦ではPK戦で4人目のキッカーとして優勝を決めるPKを決めた熊谷紗希選手(20)が、帰国後に彼女の友人が開いたという飲み会に参加した。彼女は成人に達しているし、またプライベートな時間を使ってのことなので酒宴に参加すること自体は非難されるべきものではない。

ただ問題は、そこに同席した法政大学の男子学生が、酒席における彼女の言動をツイッターで実況中継しはじめたこと。それが熊谷選手が『なでしこジャパン』佐々木則夫監督を批判したと取れる発言をしたことや、彼女が自身の携帯電話に記録されていた上半身裸で写っているチームメイトの写真を見せたことなど、看過するには事が重い内容も含まれていただけでなく、彼女が持参したW杯の金メダルを、この男子学生が口に咥えて齧る写真までWeb上にアップロードされたのだった。

この男子学生は、これらの行動を極めて軽く考えていたようだが、Web上へのテキストやファイルの公開は、世界中に情報を発信する行為に他ならない。たちまち極めて多くの人間がこの事実を知ることとなり、この男子学生の思慮の浅い行動に非難が集中することとなった。男子学生はアカウントを消したものの既にフルネームまで割り出され、ググればたちまち検索ヒットする超有名人(苦笑)になっている。

そして当然ではあるが、熊谷選手の軽率な行動にも批判の声が上がった。日本サッカー協会は熊谷選手を注意し、W杯出場選手が所属する他のクラブにも注意を促したという。

まず熊谷選手についてだが、その行動はお世辞にも褒められたものではないことは論を待たない。男子学生による諸々の書き込みについては些細な話に尾ひれがついた結果であったとしても、このような軽率な行動をとるような人間に貴重な金メダルを齧らせた件については、ご丁寧に証拠写真もWeb上に公開されているため、言い逃れはできない愚行である。

ただ、この手のダメンズは、えてして女の扱いには長けているもの。快挙を成し遂げ、舞い上がっている20歳のお嬢さんを手玉に取ってハメを外させるぐらいのことは容易いだろう。その意味では熊谷選手は詐欺被害にあったようなものではないか。有名人だけに社会的制裁もキッチリと受け、“授業料”は高くついてしまったが……。

さて男子学生についてだが、その軽挙妄動には呆れるばかり。ネット上で情報を集めた限りでは、自分のツイッターなど友人ぐらいしか見ないと思っていたらしいが、たとえ友人相手であっても、酒席におけるオンナの言葉を第三者に開陳するような人間は信用できない。そしてそんな人間であることが今回の騒動で友人・知人のみならず多くの第三者にも知れ渡ってしまった。

今回の騒動のほとぼりが冷めれば上手く逃げ切れるかもしれないけれど

「フン! 逃れることはできんッ! きさまはチェスや将棋でいう『詰み(チェック・メイト)』にはまったのだッ!」
(by.ディオ・ブランドー:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 11.DIO (荒木飛呂彦指定カラー)

になってもおかしくない。いずれにしても深ーく反省して欲しいところ。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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なでしこ・熊谷、宴席での“発言”を謝罪「軽率な行動」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000627-san-socc
posted by 只今(橘カヲル) at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:スポーツ | 更新情報をチェックする
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