2011年07月10日

浅草『梅園』さんで、四万六千日参りの帰りに伝統の粟ぜんざいを味わう

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浅草寺

ほおずき市が開かれることでも知られる、四万六千日(しまんろくせんにち)のご縁日で賑わう浅草寺までやってきた。この日に参詣すると46,000日分(約126年分)のご利益があるという。

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梅園 浅草本店甘味処 / 浅草駅(東武・都営・メトロ)浅草駅(つくばEXP)田原町駅

お参りを済ませたあと、少し涼もうと浅草寺門前の仲見世通りから一本外れた道に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)甘味処『梅園』(うめぞの)さんに立ちよった。

ものの本によれば、創業は1854(安政元)年というから、ペリー提督が江戸湾に再来したり、吉田松陰が下田で黒船に密航しようとするも果たせなかったなど、時は幕末の動乱期。浅草寺の別院である梅園院(ばいおんいん)の境内で茶店を開いたのが始まりだとか。以来150余年、永井荷風など多くの著名人にも愛されながら現在に至っている。

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店内の様子

私が訪れたのは開店直後だったが、ほぼ満席状態だった。入り口のカウンターで担当の方にオーダーを告げて食券を購入し、席に着く。私が席についた直後からは入り口付近に順番待ちの人達が列をなしていた。

どうやら同店は相席のお願いをしていないようで(少なくとも四人がけのテーブルを一人で占拠する形になった私は相席の依頼をされなかった)、それが順番待ちの列ができる一因だと思う。効率だけ考えれば相席させるほうがいいはずだが、同店のこだわりなのかもしれない。

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粟ぜんざい(724円:税込)

注文したのは、同店の看板メニューである粟ぜんざい。

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蓋を開けると、色鮮やかな紺と黄の美しい対比が目に飛び込んでくる。紺は言うまでもなく漉し餡。黄は粟(あわ)ではなく、もち種の黍(きび)を半搗き(半分程度精白すること)にして餅米と合わせて餅にした餅きびである。

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餅きびを箸で千切ろうとしたのだが思いのほか粘りが強く、左手で椀を掴みながら一口分に千切った。漉し餡を絡めて口に入れると、餅きびの強い歯ごたえと餡の滑らかな舌触りの対比、餅きびの持つ微妙な穀物の味と餡の強い甘みの対比が楽しく、とても美味しくいただける逸品である。

小皿に添えられた紫蘇の実を口直しに摘みながら箸を進めていくと、あっという間に椀が空になってしまった。余りにも名残り惜しかったので、危うく椀にこびり着いた餡を舐め取るところだった(苦笑)。

浅草寺参詣の際には、訪れてみてはいかが?





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posted by 只今(橘カヲル) at 18:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:スイーツ・パン | 更新情報をチェックする
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