
マルハバ(パキスタン料理 / 池袋、北池袋)
目的地は、池袋駅北口から東急イン方面に歩いて徒歩5分強(詳しい場所は上部リンク先、または記事したの地図を参照)のところにある『マルハバ』さん。自動ドアには「インド料理」と書かれているが、インドの西隣にあるパキスタンの料理が食べられるお店。
ものの本によれば、この地に店を構えて20年になるとのことで、おそらく開店当時は「パキスタン料理」といわれても日本人にはピンとこなかったため「インド料理」と表記したのではないかと推察する。パキスタンは1947年にイスラム教国として英領インドから分離・独立した国のため、食文化には似通った部分もあり、説明しやすかったのだろう。

店内の様子
店内のスタッフも皆パキスタンの方(のよう)で、ガラス張りの厨房の奥で忙しそうに働いていた。タイミング的に開店直後の入店だったので、料理の仕込み作業に追われていたのではないかと思う。

メニュー(一部)
パキスタンは国民の95%がイスラム教徒。そのため同店でもイスラムの教えが遵守され、イスラム教の教義に従って必要な作法どおりに調製されたハラール(アラビア語で「許可」の意)食品が供される。また、それゆえにイスラムの教えに反するアルコール類も一切取り扱っていない。

マトンビリヤニ(ランチはミニサラダとドリンクつき 750円:税込)
今回注文したのは、パキスタンの代表的な料理であるビリヤニ。メニューには「ドライカレーピラフ」とあるが「パキスタン風炊き込みご飯」というほうが実情に即しているようだ。

日本人が普段見慣れた米とは明らかに容貌が違うこの米は、パキスタンから取り寄せた長粒種の米「パスティマ」というそうだ。これを羊肉や各種のスパイスと共に炊き上げてある。

長粒種ならではのパラッとした舌触りと噛み応え、そこに羊肉の旨味と各種スパイスが織り成す穏やかなれどもスパイシーな刺激が加わり、とても美味しい。西洋のピラフや中華料理の炒飯とは違う、もちろん日本の炊き込みご飯ともまた違う、独特な美味しさだ。
また羊肉は骨付きの部分も含まれており、少々お行儀が悪いが骨についた肉をこそぎ落とし、しゃぶり付くように食べるのが楽しい。骨付きカルビが典型例だが「骨の周りの肉は美味しい」ことが実感できる。
あなたも『マルハバ』さんでパキスタン料理を体感してみては?
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