2010年03月15日

23年の時を越え、旧東ドイツより「ペンフレンド募集」のお知らせが届く

旧東独から瓶入りメッセージ=23年前に「文通仲間募集」
(時事通信)

旧西ドイツ領にあたるドイツ中部の都市ゲッティンゲン。この地に住むユーリ・マルハウアー君(9)が家族と散歩中、川岸で紙切れの入った小瓶を見つけ、自宅に持ち帰った。瓶を割ってみたところ、紙には「ペンフレンド募集」の文面と、差出人である「マルコ・ボーデ」の名前、そして同地から約30キロ離れた旧東ドイツ領のハイルバート・ハイリゲンシュタットの住所が記されていた。

文通とは、コミュニケーションの手段として他人と手紙を遣り取りすること。

「ビジンダー殿、どうか受け取っていただきとうござる」
(byワルダー:人造人間キカイダー01 より)

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と相手に渡した手紙をきっかけに文通が始まることもあれば、今回のケースのように小瓶にメッセージを詰めて流す・風船に手紙を括り付けて飛ばす、などといった行為がきっかけになることもある。また一昔前であれば、雑誌などに「ペンフレンド募集」のコーナーが当たり前のようにあったものだ。

「それにしても、電子メール全盛の時代にペンフレンド募集とは、なんとも古風な…」と思うなかれ。紙に書かれていた、小瓶を流したと思われる日付は、なんと1987年! 実に23年もの時を経て、この手紙は他人の手に渡ったことになる。

差出人のマルコ・ボーデ氏は、現在34歳の電気技師。地元紙によると「興奮を抑え切れない」と語り、ユーリ君と連絡を取りたがっているというが、気持ちは分かる。私も同じ立場であれば、やはり「ぜひユーリ君に会いたい」と思うだろう。

ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日だから、ボーデ氏…いや、当時11歳だったボーデ少年が「ペンフレンド募集」の小瓶を川に投げ込んだのは、東西冷戦時代の末期、ミハイル・ゴルバチョフ氏がソ連共産党書記長に就任してペレストロイカ政策を推進して以来、ソ連国内のみならずその衛星圏である東欧諸国でも民主化への機運が高まっていたころである。

政治体制や経済政策の行き詰まりで、当時の東ドイツの国内は極めて暗い雰囲気であったのではないかと想像する。ボーデ少年が、当時どのような心情でペンフレンドを募集しようと思ったかは当記事からうかがい知ることはできないが、国内を覆う暗い雰囲気から脱したいと願ったのであろうか。

ともあれ東西冷戦が続いていればボーデ氏は、旧西ドイツで瓶を拾ったユーリ君と会うどころか、文通すら簡単にできなかったかもしれない。他国のことであるが、素直に喜ばしいことだと思った。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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旧東独から瓶入りメッセージ=23年前に「文通仲間募集」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100315-00000012-jij-int
posted by 只今(橘カヲル) at 23:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感:海外 | 更新情報をチェックする
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