
時事通信より
稀代の大横綱・千代の富士こと九重親方と共に写真に写っている、丸い目に黄色いクチバシが印象的な謎の力士(?)。その正体は、
大相撲・「ひよの山」が国技館に
(時事通信)
日本相撲協会が子供たちに大相撲への関心を持ってもらうために製作した漫画「ハッキヨイ!せきトリくん」に登場するキャラクターの一人(「人間なの?」という疑問はさておき…)、ひよの山である。今月10日から始まる初場所開催中に両国国技館の入場口付近で観客の出迎えなどをするそうだ。
不覚にも「ひよの山」の存在を始めて知った私は、急ぎ財団法人日本相撲協会のサイトにアクセスした。そんなキャラクターがいるのであれば、彼らを(トリだけに)取り扱ったサイトもあるに違いないと思ったからだ。そしたら案の定…。

ハッキヨイ!せきトリくん
※音が出るので注意
公式サイトがあった。その内容は登場キャラクター紹介や相関図、相撲についての豆知識が学べる4コママンガや相撲の決まり手解説コーナーなど、なかなかの充実ぶり。
特に私が心引かれたのは登場キャラクターの詳細解説部分。けっこう確り設定を作りこんであるのだ。たとえば、ひよの山やそのライバル、また兄弟子たちの紹介部分には下記5つの項目についてのレーダーチャートが用意されていたりする。
・スピード
・わざ
・やわらかさ
・スタミナ
・パワー
こんなデータがあることで、彼らが単なるキャラクターではなく、ちゃんと“力士”っぽく見えてくるから不思議だ。
また、ひよの山の師匠・大鳥親方(おおとりおやかた)には
「釣りが趣味で、いつの日にか自分で釣り上げた鯛を弟子のせきトリに持たせ、優勝会見で涙するのを夢見ている」
なんて、思わず
「涙はこれで拭いとけ」
(byキンタロス:仮面ライダー電王 より)

ART WORKS MONSTERS ~IMAGIN genetic Vol.02~ キンタロスイマジン
と親方に懐紙を渡したくなるようなホロリとするようなことが書いてあったり、親方とおかみさんの馴れ初めについては
「大鳥親方が海外巡業で乗った飛行機にスチュワーデスとして機乗していた、おかみさんに一目ぼれ。休日には成田に通いつめる親方の情熱が実を結びプロポーズを受けた」
と、全くの創作にしては妙に具体的なストーリー(笑)で、思わず「誰がモデルだよ!」と突っ込んでしまった。
ここで「そんなことより日本人力士を育てて日本人横綱を誕生させるほうが先じゃないか?」という指摘は野暮というものか。ひよの山に頑張ってもらって相撲ファンの裾野を広げることも、重要だ。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

「ひよの山」が国技館に=大相撲
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000156-jij-spo
しかもみた目に反してやたらと設定作り込んでるしww
ご指摘どおり、なつかしのコロコロコミックに連載されていそうな感じですね。いっそタイアップとかしたらいいかも…。