2009年12月21日

高崎『駅弁屋 上州』さんの「復古だるま弁当」はいかが?

八ッ場ダム建設問題の渦中にある川原湯温泉駅を訪れた(『2009/12/20 八ッ場ダム建設問題の渦中にある川原湯温泉駅に行って』参照)帰り道、高崎駅で駅弁を購入していくことに。

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駅弁屋 上州(弁当 / 高崎)

高崎市は群馬県随一の人口を有する大都市。また高崎駅は上越新幹線と長野新幹線の分岐点であり、高崎線・八高線・上越線・両毛線・吾妻線・信越本線、さらに私鉄の上信電鉄も乗り入れる鉄道交通の要衝。このため利用客の多い高崎駅では、駅弁販売にも活気がある

ところで高崎駅で有名な駅弁といえば、だるま弁当。名前を言ってピンとこなくても「ほら、あのダルマの形をした真っ赤なプラスチックの容器に入っている…」と説明すれば、多くの人が理解してくれる駅弁大会の常連だ。

高崎市にある少林山達磨寺が縁起物の張り子ダルマ発祥の地で、同市は現在も全国のダルマ生産の約80%を担っている。高崎で、だるま弁当が売られているのはこれに因んでのこと。その知名度たるや、駅弁御三家として知られる峠の釜飯(群馬県横川駅)、いかめし(北海道森駅)、ますのすし(富山県富山駅)に勝るとも劣らない。

閑話休題、今回はせっかく現地まで出向いたので、

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復古だるま弁当(1,300円:税込)

少々値は張ったが数量限定販売の復古だるま弁当を購入し帰宅した。これは、だるま弁当がダルマ型のプラスチック容器で販売される前のバージョンを復刻したものである。ちなみに撮影は住まいへ戻ったあと。部屋の照明がテーブルに移りこんでしまう関係で、やむなく床の上においての撮影(汗)。

外箱には高崎名物として名高い張り子のダルマや、だるま弁当についての云われが書かれている。持ち運び用の紐があるのは有難いが、側面に調製元による賞味期限などを記すシールが貼られているため、せっかくの一部が隠れているのが残念だ。

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箱の中には、なにやら気難しそうな人物の顔を模した瀬戸物の容器が入っている。もちろん、これが弁当の容器。禅宗の開祖にしてダルマのモデルとされる達磨大師の顔がイメージされている。

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調製元のHPによれば弁当の内容は以下のとおり。全て群馬県産の食材を使用している。販売当時は少林山達磨寺の普茶(精進)料理をベースにしていたそうだが、復活にあたり内容は一新されているとのこと。

茶飯、牛肉のしぐれ煮、地鶏つけ焼き、舞茸の含め煮、舞茸のサワビ和え、うずら卵、花豆煮、赤こんにゃく煮、金平風煮、ふきの煮浸し

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牛肉のしぐれ煮や地鶏つけ焼きのような肉類が含まれているからか、女性受けを狙ったかのようなヘルシー嗜好ではなく、成人男性を満足させるような食べ応えがある。ただし女性や高齢者にも受け入れられるような品の良い風味もある。老若男女を問わず、お勧めできる美味しさだ。

ちなみに食べ終わったあとの瀬戸物だが、作りが確りしているので容器として再利用できる。売店の女性は「漬物入れにピッタリ」と述べられていた。食後の再利用まで考えれば、1,300円という値段もお値打ちと思われる復古だるま弁当、高崎駅へお越しの際は購入されてみては?


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posted by 只今(橘カヲル) at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:駅弁 | 更新情報をチェックする
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