(サンケイスポーツ)

サンケイスポーツより
昨日(14日)に宮城スタジアムにて行なわれたキリンチャレンジカップ・対トーゴ戦において、サッカー日本代表は5-0の大差でトーゴ代表に圧勝した。得点を挙げた岡崎慎司、森本貴幸、本田圭佑の3選手はいずれも北京五輪代表経験者という若い世代。南アW杯を来年に控えた現状を考えると喜ばしい結果なのは間違いない。
だがトーゴ共和国代表チームはベストメンバーとは程遠い上、40時間かけて移動してきており、また試合開始20時間前にようやく仙台入りしたような状況で、ベストコンディションとも程遠い状態だった。そもそもトーゴ代表は南アW杯を予選敗退しており士気も低い。これではアフリカ勢対策という本来の目的が果たせたとはいえない。
このあたりは日本代表の岡田武史監督も危惧しており「極東の日本でやる試合は、いいメンバーで来てもらうのは難しい。こちらから出向いて試合をしたい」と強敵とのアウェー戦を希望したと記事は伝えている。
強豪との対戦によるスキルアップは、サッカーに限らず対人競技の関係者であれば誰しもが思うこと。とはいえ、そのために海外の強豪国を日本に呼んで試合を願い出ても、極東の島国でサッカーのレベルもまだまだこれから…という日本に、海外の強豪国がベストメンバーを組んでベストコンディションで試合に臨もうとするとは考えがたい。これは幾度と無く指摘されていた事項である。
それでも国内で試合が行なわれていた背景に、日本サッカー関係者の思い違いは無かっただろうか?日本のサッカーは世界に認められているレベルにある。だから世界の国々が日本まで代表選手を送り込んでくれるのだと…。実際は大会スポンサーがジャパンマネーの力で呼び寄せていた部分が大きなウエイトを占めていたはずだ。
しかし来年6月から開催される南アW杯本番まで、残り時間は既に1年を切っている。本番までに少しでもレベルアップを図りたいと思えば
「俺より強い奴に、会いにいく!」
(byリュウ:ストリートファイターシリーズ より)

Street Fighter - Action Figure Best Of Series: Ryu
という意気込みと、謙虚な姿勢で武者修行に出るのが正しい選択のはずだ。(実現可能かどうかはさておいて)武者修行の如く欧州や南米諸国を渡り歩き、対戦を繰り返すぐらいの意気込みが必要だと思う。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

強化にならん!岡田監督「強い相手と戦いたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000005-sanspo-socc