2009年07月23日

肥後守を遠ざけても、ダガーナイフを取り上げても

古い話で恐縮だが、皆さんは『浅沼稲次郎暗殺事件』をご記憶だろうか? 1960(昭和35)年、日本社会党の委員長であった浅沼稲次郎(あさぬま_いねじろう)当時17歳の少年であった山口二矢(やまぐち_おとや)が所持していた刃物で刺殺した事件である。

浅沼稲次郎暗殺事件
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

この事件以降、鉛筆を削る際などに使われていた折りたたみ式ナイフ『肥後守』(ひごのかみ)のような刃物を子供に持たせるのは良くないとする「子供に刃物を持たせない運動」が起こった。ではそれ以降、刃物による犯罪は撲滅されたのか? 答えが「NO」であるのは皆様もご存知の通りだ…。

ダガーナイフ:1万1744本を回収 なお国内に数万本
毎日新聞

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昨年6月、秋葉原で起こった無差別殺傷事件をキッカケに銃刀法が改正され、いわゆる『ダガーナイフ』と呼ばれるものを含む、刃渡り5.5センチ以上15センチ未満の両刃のナイフの所持が禁じられることとなった。警察庁からは規制の猶予期間最終日だった今月4日までに全国合計で11,744本を回収されたとの発表があったとのこと。同庁では今後も不法所持や非合法販売に対し目を光らせていくという。

肥後守を遠ざけても、ダガーナイフを取り上げても、残念ながら刃物による殺傷事件がなくなることは無いだろう。フィクションの世界では

「ジョースターを殺せ! ポルナレフをブッた切れ 承太郎をまっぷたつにしろッ! おまえは達人だ…剣の達人だ。誰よりも強い。なんでも切れる!」
(byアヌビス神:ジョジョの奇妙な冒険第三部 より)

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ジョジョの奇妙な冒険 (21) (ジャンプ・コミックス)

というように、刃物に宿った何らかの意思が手にした人間を操って人を殺傷させようとするケースが見受けられるが、現実世界では刃物はあくまで人が操るものである。ダガーナイフがなければ他の凶器で、あるいは素手で、人を殺傷するだけだ。

どうも私は「臭いものに蓋をする」式の発想が好きになれない。今回のケースで言えば、正しい刃物の使い方を教育機関で啓蒙していくといったような対策も同時進行させるべきだと思う。往々にして、熟知している人間よりも無知な人間の方が恐ろしいことを仕出かす場合があるものだ…。


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ダガーナイフ 1万1744本を回収 なお国内に数万本
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090723-00000011-maip-soci
posted by 只今(橘カヲル) at 22:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:社会 | 更新情報をチェックする
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