

人手不足という致し方ない事情が主要因となり、今年はまともな夏休みが取れないこととなった(涙)。それでも無理やり調整をつけ、秋の三連休を利用して旅行にいくことに。まずは東京駅で旅の友、駅弁を購入するため東京駅改札内、新幹線中央乗換口付近にある(詳しい場所は上部リンク先を参照)『駅弁屋 旨囲門』(えきべんや うまいもん)さんに立ち寄った。


同店は東京のみならず広く東北や信越地方の駅弁まで取り揃えられており、東京駅に数多い駅弁販売店のなかでも重宝なところ。「現地で買わねば駅弁ではない」という信念をお持ちの方もいらっしゃるだろうが、近年デパートやスーパーで当たり前のように駅弁大会が開催されているのだ。同店は恒常的に駅弁大会を行っている施設と考えればよいのではないだろうか。


と言いつつも、しっかり東京の駅弁を選んでいる自分(笑)。「これから旅に出るのだ」という気分を盛り上げるには、やはり東京の駅弁を購入して車中の人にならないと…。


深川めし(850円:税込)
今回購入したのは、東京駅の定番駅弁のひとつ『深川めし』。


東京下町の名物料理、深川めしをイメージして製作されたこの駅弁は、深川めし=アサリの炊き込みご飯を容器に盛り込み、その上に海苔を敷いたらハゼの甘露煮とアナゴを乗せる。そのほかは煮物と漬物が少々…というシンプルな構成。


しかし骨が気にならないほど軟らかくなるまで煮込まれたハゼの甘露煮や、ふっくらと出来よく焼き上げられたアナゴ、

そしてアサリの風味がよく生かされている炊き込みご飯の出来のよさから、特に新幹線出張のサラリーマン層を中心に人気が高い駅弁なのだそうだ。確かに駅弁の平均単価が高い東京駅にあって、ペットボトルのお茶を同時購入しても1,000円札一枚で事が足りるのはありがたい。味も良いし量も合格点、そのうえ値段も手ごろとあれば支持されないはずが無い。
駅弁大激戦区の東京駅は、毎年多くの駅弁が新たに生まれ、また消えていく。そんな中にあって安定した支持を保つロングセラー『深川めし』。あなたも旅のお供にいかが?


…と『深川めし』の寸評を書いている間に杜の都・仙台に到着。週末は仙台より『ただいまに生きる』をお送りします。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。
