2008年07月06日

黙秘を貫く男が犯した、ある失態

よく誤用されるが『蛙の子は蛙』という言葉は本来ネガティブなイメージで使う言葉だ。人間は競走馬ではないので遺伝的な要因が優劣を決める決定打にはならない、という意見も多いが、こんな事件を目の当たりにすると親が子に与える教育環境という面での『蛙の子は蛙』という言葉を痛感する。

黙秘の男、署名で足=所持品預かり証に本名-愛知県警
時事通信

昨年5月、愛知県で起きた警察官ら4人が死傷した立て篭もり事件を覚えていらっしゃるだろうか? 同事件で公判中の元暴力団員の長男である26歳の男が窃盗容疑で逮捕された。なんでも衣料品店で展示されていた革ジャケットを持ち逃げしようとしたのだとか。

警察の取調べに対し、男は雑談には応じるものの事件に関して黙秘を貫き、また本名を名乗らず友人の名をかたり、警察を煙に巻いていた。革ジャンの持ち逃げという事件のスケールからすれば随分と大物気取りな態度である。おそらく幼少のころから暴力団関係者だった父親の威を借りて、上からの目線で他人と接していたのではないか。

もっとも警察は関係者の証言などから男の素性を掴んでいたので起訴への問題は無かったのだが、意外なところで本人の素性を再確認することが出来たという。なんとこの男、警察に拘置される際、所持品の預かり証に本名で署名していたのだ(笑)

「名はその存在を示すものだ。ならば、もし、それが偽りだったとしたら? それが偽りだとしたら、それは、その存在そのものも偽り、ということになるのかな? アレックス…いや、アスラン・ザラ君」
(byギルバート・デュランダル:機動戦士ガンダムSEED DESTINY より)

080706_00.JPG
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1

というようなプレッシャーを取調べの際にかけられて、思わず本名を口走ってしまった…とでもいうのならまだ面目も立つというものだが、なんとも締まらない話である。

こんな一昔前のコントのような真似をしでかしていながら、もし取調べの際に黙秘権について薀蓄(うんちく)を語っていたりしていたらそれこそ一昔前のコントだが、この男の父親が引き起こした事件の背景に思いを馳せればとても笑うことはできない。親子そろって、どれだけ世間に迷惑をかければ気が済むのやら…


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posted by 只今(橘カヲル) at 01:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:事件 | 更新情報をチェックする
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