2012年02月27日

札幌の東海大四高校・3年5組の皆勤賞(出席率100%)達成の報に思うこと

達成なるか、クラス全員年間無欠席 東海大四高3年5組
朝日新聞

「熱が40度近くあっても登校」やりすぎ 私立高1年間クラス全員無欠席に批判
J-CASTニュース

札幌市南区の東海大四高校(白川裕久校長)3年5組の全生徒35人(男子25人、女子10人)が、1年間無欠席(出席率100%)で、2012年3月1日の卒業式を迎えることになった。1964年の開校以来、2度目の快挙だちう。怪我をした運動部員や具合が悪そうな生徒をクラスメート同士で気遣い、携帯メールや電話で励ましあった結果だという。

これだけなら美談かもしれないが、同校のホームページにある学校通信『東海の風』2012年2月22日号によれば、40度近い熱があっても点滴を受けてまで登校したり、インフルエンザ感染の疑いがあるのに登校してきた生徒もいたことが分かる。このためネット上には批判的な意見もあると記事は伝えている。

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もちろん快挙達成を非難するつもりは毛頭ないが、事は個人の健康に関わる事柄であり、手放しで褒め称えるのは少々憚られる。

「脈拍360、血圧400、熱が90度近くもある・・・」
(by.モロボシ・ダン=ウルトラセブン:ウルトラセブン より)

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というぐらい極めて体調が悪いのに無理をして侵略者と戦いを続けようとしたり学校へ登校しようとしたら、体調が悪化して生死に関わる事態になる危険性があるのではないか? インフルエンザの疑いがあるのに迂闊に登校して学校中にインフルエンザウイルスが蔓延したら学校閉鎖すらありうるのではないか? そうなった場合、誰が責任を取るのか?

日本では「縁起でもないことを言うな」という言葉に象徴されるように、最悪の事態を想像することは悪いこととする風潮がある。しかし危機管理――リスクマネジメントは、いかに不測の事態や最悪の状況を常日頃から想定して準備を怠らず、早めに対応策を練るかが勝負の分かれ目となる。

今回、特に身体を本格的に壊した人も出さず出席率100%を達成したのはめでたいことだ。しかしそれは、個々人の努力の成果や団結力の勝利ではなく、ましてリスクマネジメントが上手くいっていたからでもなく、僥倖に助けられた部分が大きいことは心に停めておくべきではないか。

少なくとも私は「調子悪いなら休めよ」と言ってくれるクラスメイトのほうがいいなぁ・・・。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今(橘カヲル) at 23:16| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:地域 | 更新情報をチェックする
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