2012年10月13日

首里『首里 ほりかわ』さんで、上質な沖縄そばを味わうの事

沖縄入りして3日め(10月10日:水)のこと。沖縄旅行のクライマックスは、沖縄そばを攻略しようと心に決めていた。それに首里城の観光も絡めようと考えたため、首里城周辺で評判のお店を探していたところ、よいお店を発見。「明日に向けてのお楽しみができた・・・」と思ったのも束の間、そのお店は木曜日が定休日と判明したため、前倒しで訪れることに。

沖縄“そば”という名称ではあるが、蕎麦粉では無く小麦粉を使用した太めの麺とカツオだし主体の澄んだ薄口のスープ・・・なんて説明は、一昔前ならともかく、沖縄そばがインスタントでも売られている現状では必要ないかもしれない。

私は沖縄そばが好きで東京でも幾度と無く食べたが、沖縄に来た以上、やはり本場の沖縄そばを食べたくなるのが人情というものだ。

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首里 ほりかわ沖縄料理 / 儀保駅首里駅市立病院前駅

沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の首里駅から徒歩で15分ほど。龍潭(りゅうたん)通りを道なりに歩いて竜潭池が見えたら城西小学校近辺の路地に入っていくと、住宅地の一画に一般家屋を改造したと覚しきお店が現れる(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。ここが今回の目的地である『首里 ほりかわ』さん。

ものの本によれば、かつては沖縄県北部の今帰仁村(なきじんむら)で営業しており、同地に移転しても変わらぬ繁盛を続けているとのこと。

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店内の様子

リビングルームを改造したのであろう店内へは靴を脱いで上がる。沖縄そばの店に来たというよりは、沖縄の一般家庭へ「およばれ」したかのような錯覚に陥る。

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沖縄そばセット(1,060円:税込)

沖縄そば単品での注文も考えたのだが、せっかくなのでセットメニューを注文。沖縄そば・紅いもおにぎり・付け合せ(厚焼玉子と昆布の煮物)・クーブイリチー(昆布の炒め物)・アーサ(ヒトエグサ海藻の一種)のかき揚げ・もずく酢、そして

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シークァーサージュース

シークァーサージュース(もしくはホットorアイスコーヒー)という構成。

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主賓の沖縄そばだが、豚の三枚肉(バラ肉)・沖縄かまぼこ・小ねぎ(万能ねぎ)といった具や薬味は定番。しかし紅ショウガの代わりにノーマルの刻み生姜が用いられているのは面白い。

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カツオだしベースの澄んだ薄口のスープは、暑い地方の麺料理らしく麺を手早く掻き込むには最適の選択といえる。評判を呼ぶのも納得の美味しいスープだ。

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そして手作りだという麺は、沖縄そばに使われる麺としては弾力があるのに驚く。表面もツルンとしており、太めの中華麺に近い印象を受けた。出来のよい美味しい麺である。

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紅いもおにぎり

それぞれの副菜も良いお味で、全体としてお得感満点のメニューとなっている。首里城という観光名所からも近いので、皆様も沖縄観光の折に訪れてみては?





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2012年08月27日

九段下のラーメンの名店『斑鳩』さんは、混ぜそばもお勧めの事

8月も終わりに近づいた或る日、九段下の靖国神社に詣でた。

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靖国神社

その帰り道「やはり九段下に来たら、ここは外せないよなぁ」ということで、

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九段 斑鳩ラーメン / 九段下駅飯田橋駅水道橋駅

地下鉄の九段下駅から目白通りを飯田橋方面に進み、飯田橋一丁目の交差点を専大通りの方へ進んで『斑鳩』さんへとやってきた(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。念の為に申し添えておくと、店名は「いかるが」と読む。決して「まだらはと」ではない(苦笑)。

タイトルにも書いたように、同店は本枯れのカツオブシや利尻昆布といった厳選素材を使ったラーメンで人気を博す、行列の絶えない都内屈指の人気店である。ラーメンのガイドブックやムック本の類で、同店が掲載されていないものを探す方が骨が折れるほどだ。

この日も、到着したのはコアなランチタイムは過ぎた14時ごろだったにも関わらず、店外には10人ほどの行列ができており、写真に写り込まないように撮るのに苦労した。券売機で食券を事前に購入して列に並ぶと、スタッフの方が事前に回収に出向いてきた。注文を事前に受け取ることで提供までのタイムロスを短かくする工夫である。

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店内の様子

そうしたスタッフの気回しもあって客の回転は早く、程なく入店が叶った。椅子の下に手荷物を入れる籠が用意されていたので、そこにカバンを入れて暫く待つ。

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チーズガーリック混ぜそば 特製(920円:税込)

相変わらずの炎天下のためラーメンの気分ではなく、今回は混ぜそばにした。

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なお「混ぜそば」とは丼の底にある少量のタレに茹で上げた麺を絡める食べ物で、お店によっては「汁なし麺」とか「油そば」などとも呼称する。最近ではコンビニにも用意されるほどメジャーになってきた。

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注文時に渡された、混ぜそばの食べ方指南書(?)に従って十分に混ぜ・・・。

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おもむろに啜り込む。面白いのは、ノーマルの細麺に加え、赤く色づいた平打ち麺が混じっていること。物の本によれば無臭ニンニクとキムチの素が練り込んであるとのこと。太さも形状も異なる2種類の麺が入っていることで、食感に変化が起こるだけでなく、タレはもちろん具として入っているニンニクチップなどが絡まりやすいという利点がある。

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厚切りのチャーシューや

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味付半熟卵による味のアクセントも手伝って

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完食!

ボリューミーな一品であったが、滞り無く完食できた。『斑鳩』さんでは、ラーメンもいいけど、混ぜそばも忘れずに!





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2012年08月11日

二子玉川『鮎ラーメン』さんで、豪快なラーメンの繊細な味に唸るの事

今週は仕事が立て込んで、平日の更新が殆どできず。そして本日は別件で日中バタバタしていたうえ、平日の疲れも出てしまい、身体が動くようになったのは日も暮れ始めてから。

「それならば」と、宵の口からの営業のため、訪れる機会に恵まれなかったお店を今日のターゲットと定め、外出することにした。

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鮎ラーメン 二子玉川店ラーメン / 二子玉川駅二子新地駅

再開発が進む東急線・二子玉川駅前の喧騒を抜けると辿り着くのが、昔ながらの街並みの面影を残す二子玉川商店街。ここの一画に店を構えるのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『鮎ラーメン』さん。

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メニュー

メニューにもあるように、鮎をメインに据えた他に類を見ないラーメン店である。

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店内の様子

同店は、物の本によれば、この地に開業して約10年。確かな支持を集めており、18時に開店してから吸い寄せられるようにお客さんが集まって、カウンター7席のみの小規模店舗である同店は、あっという間にほぼ満席状態となった。

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鮎ゴトラーメン+味付卵(1,000+100円:税込)

注文したのは、もちろん同店の看板商品である、鮎ゴトラーメン。鮎ゴトラーメンという名前は「鮎が丸ごと一匹入ったラーメン」の略と思われる。

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通常ならチャーシューが鎮座するであろう場所に、香ばしく炙り焼きにされた背開き一夜干しの鮎が尾頭つきで豪快に鎮座している。その他の具が白髪ネギと海苔、オプションの味付卵と非常にシンプルだけに、鮎の偉容がことさら映える。

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まずはセオリーどおりスープから。
岐阜県産の素材に拘り、鮎・鶏・香味野菜をじっくり煮込んで作られている。ラーメンに限らず「濃厚な味」が持て囃される傾向にある昨今の飲食業界において、真正面から反旗を翻すかのように繊細な薄口のスープ。まるで出来のよい吸い物のようだ。しかし決して味が希薄なわけではなく、ラーメンの
スープとして必要な力強さは十分に備えている。

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麺は細めの縮れ麺。私が料理人の立場でも、このスープには、この麺以外のチョイスはありえないと思う。それぐらいのベストマッチである。茹で加減が若干柔らかめなのは、吸い物の具によくある素麺がイメージの元だからか?

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メインディッシュとも言える鮎の炙り焼きは、豪快に頭からガブリと齧り付こう! 炙られた鮎の身はとても香ばしく、また適度にスープを吸って、淡白な中にも旨みが充填されている。

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鮎焼きおにぎり(200円:税込)

こちらはサイドディッシュの鮎焼きおにぎり。

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もちろん、そのまま食べても美味しいが・・・。

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お店のスタッフの方に勧められ、ラーメンのスープに投入してお茶漬け風に食べてみたら、喜びのあまり思わず声が出てしまうぐらいの美味しさなのである。

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完食!

日が暮れても蒸し暑さが残る状況下でも、スープを難なく飲み干してしまっていたことに驚いた。この驚きを皆様にも味わって欲しい。二子玉川にお立ち寄りの際は、お試しあれ。





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2012年07月08日

八王子『中華そば けいすけ』さんで「一見レトロな最新型」に出会うの事

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JR八王子駅(南口)

久々に八王子に来てみたら、南口の開発が随分と進んでいて驚いた。私が以前に訪れたときの八王子駅南口は、こんな立派な施設は建設される気配すら無く、北口の近代的な賑わいと比べ、ローカル感あふれる牧歌的な佇まいが印象的だった。

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八王子ロマン地下

さて小雨交じりという生憎の空模様のなか、このたび私が八王子までやってきたのは、趣味嗜好などの情報を他人と共有するWebサービス『LiKINGMAP』にて、八王子駅南口から通りを渡ってすぐの所に『八王子ロマン地下』というフードテーマパークができたことを知り、興味を覚えたからである。

LiKINGMAP・八王子ロマン地下
http://www.likingmap.com/Main/LiKING.php?id=455

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八王子ロマン地下・内部の様子

昭和30年台の活気ある商店街をコンセプトとしたレトロな作りの施設内には20店以上の飲食店があるのだが、各店舗の境界線が(おそらくは意図的に)曖昧なため、フードテーマパークでありながらフードコートのような雰囲気も併せ持つ作りになっている。

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けいすけラーメン / 八王子駅京王八王子駅

しばらく美味しいラーメンを食べていなかったので、八王子ロマン地下の入り口を入ってすぐの所にある『中華そば けいすけ』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)を今回のターゲットとして選んだ。

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中華そば けいすけ・メニュー

竹田敬介氏が手がけるラーメン店『けいすけ』は、7種類の味噌と竹炭をブレンドした黒味噌を使ったラーメンや、エビや蟹をダシに用いたラーメンなど、店舗ごとに個性的なメニューを用意することで知られる。

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中華そば(650円:税込)

今回は果たしてどのような仕掛けが? と思いつつも、殆ど予備知識もないままに初めて訪れたお店なので、一番ベーシックと思われる中華そばを注文。

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澄んだ醤油スープに、具は大ぶりのチャーシュー(煮豚)が2枚、メンマ、ナルト、カイワレ大根、海苔。薬味にネギという、昔懐かしい中華そばを具現化させたような外見。これは想像だが、八王子ロマン地下のコンセプトに合わせたのだろう。

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そしてスープの味も醤油ベースのレトロな東京ラーメン・・・と思いきや、昨今のラーメン界で主流となっている動物系と魚介系のダブルスープ。鰹節の味が若干強めで酸味も効かせているが、もちろん味のバランスが破綻するほどではないレベルに抑えられており、美味しくいただけるスープだ。尖った印象を与えることは無いが、そのぶん飽きの来ないタイプの味なのでリピート率も高いのではないだろうか?

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麺は中太のストレート。食べ応えもあり、総面積がある分だけスープも多く絡まる。リピーターの獲得を考えて、あえてインパクトを抑えたと思われるスープだけに、麺が良くスープを絡めてくれるというのは重要なポイントだろう。

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八王子ライス(200円:税込)

さてメニューを見て気になってしまったのでオーダーしたのが、こちらの八王子ライス。その内容は、器に盛りつけたご飯の上に削り節を乗せ、その上にラーメンにも使用されているチャーシューを乗せ、更に焼きたての目玉焼きを乗せて軽く醤油を掛けたもの。

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と、文章で説明しているだけでも美味しそうに思えてくる物なのだが、実際に食べても期待を裏切ることのない美味しさだ。量もサイドメニューとしては十分だし、コストパフォーマンスの面でも感涙必至に違いない。ちなみにプラス50円で大盛りにできる。

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完食!

『中華そば けいすけ』さんの中華そばは、単純に出店場所のコンセプトに擬(なぞら)えた商品ではなく、コンセプトを踏まえつつも現状の顧客ニーズを織り込み、しかも高いクオリティにて提供するという、まるで「一見するとレトロなクラシックカーだが、実態はエコな最新型ハイブリッドカー」のような逸品である。皆様もお試しあれ。


※余談(もしくは独り言)
八王子ロマン地下には、他にも面白そうなお店があるので、近いうちに再訪しようかなぁ、と思案中。





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2012年05月26日

三鷹『杏苑』さんで「黄門様が日本で最初に食べたラーメン」に出会うの事

数々の逸話を残す水戸黄門こと徳川光圀公は、非常に好奇心・探究心の強い人だったようで、日本で最初にラーメンを食べた人としても知られる。そのレシピを元に再現された『水戸藩らーめん』は、現在では茨城県水戸市のご当地ラーメンとして町興しの役に立っている。

初夏にしては蒸し暑かった或る日の事、黄門様が食べたラーメンが食べられる店があると聞きつけ、私は三鷹にやってきた。

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杏苑ラーメン / 三鷹駅井の頭公園駅

JR三鷹駅南口を出て、ひたすら南下すること徒歩15分以上、周囲に駅もバス停も無い住宅街の一画に佇む(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『杏苑』(きょうえん)さん。外見上は一般的な中華料理店だが、水戸藩らーめんが食べられる東京では唯一のお店である。

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店内の様子

店内に写真付きのメニューが掲示されていたり、雑誌や漫画が置いてあったり、テレビが設置されていたりするなど、店内の様子も市井の中華料理店そのもの。その中で、テレビドラマ『水戸黄門』の番宣ポスターが目立つ位置に掲げられている所は少々異彩を放っているといえようか。

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水戸藩らーめん(900円:税込)

テレビでニュース番組を観ながら待つことしばし、お待ちかねの水戸藩らーめんが運ばれてきた。

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添えられている小皿に載っているのは、ニラ、ラッキョウ、ニンニク、ショウガ。

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ラーメンの薬味であるネギを加えた5種類で、五臓之気を発すると言われる五辛(ごじん)となるとのこと。

このように黄門様のラーメンは随所に薬膳や陰陽五行思想が取り入れられている。薬膳ではポピュラーな松の実やクコの実が薬味として乗っているのもそのためだし、ラーメンの具としては珍しいシイタケが採用されているのも「肉には必ず兄弟分の椎茸を用いる」との陰陽五行の儒教の哲学の影響を受けているのだとか。

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また麺は小麦粉に藕粉(ぐうふん:レンコンの粉)が練りこまれており、若干黒ずんでいるのも面白い特徴だ。見た目は蕎麦のようだが、食べてみると普通のラーメンの麺よりもツルツル感が強い、美味しい麺である。

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スープは、物の本によれば鶏や豚に加え鯖節や昆布でダシを取っているとのこと。食べる前、私は「ソバツユとラーメンスープの中間のような味かな」と勝手に想像していたのだが、いざ口にしてみると、思いのほか真っ当な中華料理のラーメンスープだったので驚いた。表面に脂が浮いているが、後口はくどくなく、美味しくいただける。

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完食!

お陰でスープまで完食できた。丼の底に輝く葵の御紋を目の当たりにすれば、思わず平伏してしまうかも!? 皆様もお試しあれ。





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2012年03月18日

吉祥寺『中華街』さんで横浜のご当地ラーメン、サンマーメンとご対面するのこと

皆様は横浜のご当地ラーメン「サンマーメン」をご存知だろうか? 漢字では「生碼麺」や「生馬麺」などと書き、モヤシをメインとした野菜炒めに片栗粉でトロ味をつけたものを具として上に掛けた麺料理である。

横浜中華街が発祥とされ、同地周辺ではポピュラーなメニューだが、東京で食べられる所は案外少ない。今日は貴重な、東京でサンマーメンを食べられるお店をご紹介したい。

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中華街中華料理 / 吉祥寺駅井の頭公園駅

JR吉祥寺駅の北口を降りて徒歩数分、中央線の線路沿いに西荻窪方面へ向かい、暫くして横道に反れると到着するのが(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回の目的地である中華料理店の『中華街』さん。物の本によれば台湾や香港などからも食材を取り寄せ、本場の味を再現しているとのこと。レパートリーは実に180種類に及ぶのだとか。

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店内の様子

表の店構えはハードルの高そうな雰囲気を醸しだしているが、勇気を出して扉をくぐると、店内は薄い赤を基調とした一般的な(?)中華料理店のものなので少し安心。ただしカウンターはなくテーブル席のみ。

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サンマーメン(750円:税込)

さて、お待ちかねのサンマーメンとのご対面だ。

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上に乗っているのは、サンマーメンを象徴する野菜あん掛け。内訳はメインの具ともいえるモヤシのほか、キャベツ、ニラ、豚肉といった構成。片栗粉でトロ味をつけているから、単に野菜炒めを上に乗せるよりもボリュームがあるように見える。戦後のような物資不足の頃には、さぞ魅力的に見えたに違いない。しかも、あん掛けが蓋の役割をするので冷めにくく、最後までアツアツのまま食べられるのも魅力だ。

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醤油味のスープは「中華料理店のラーメン」のスープとして一般的に連想できるベーシックな味。とはいえレンゲで何度も口に運んでも飽きが来ないので出来はよい。良い意味で基本に忠実な美味しさというところか。

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麺は太めで若干の縮れあり。スープのみならず、あん掛けも良く絡めてくれるのは有り難い。ただ勢い良く啜り込むと口の中を火傷する危険があるので注意!

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完食!

私は美味しいと思うのだが、なぜかサンマーメンはメジャーになれずご当地グルメの地位に甘んじている。サンマーメンは、知らない人が音だけ聞くと「秋刀魚麺!?」と勘違いされるのがお約束だが、それが原因だろうか? ひとりでも多くの方にサンマーメンの美味しさを知って欲しいので、皆さんも『中華街』さんに足を運んで頂けると嬉しく思う。





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2012年03月11日

代々木『七重の味の店 めじろ』さんで世代を問わず受け入られるラーメンを味わうの事

過日、午後から新宿で野暮用があった私は、その前に昼食を済ませるべく代々木で途中下車した。

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七重の味の店 めじろラーメン / 代々木駅南新宿駅新宿駅

JR代々木駅北口を出て、山野美容専門学校へ続く道を進むこと2〜3分、その手前で横道に入ると現れるのが、今回の目的地である『七重の味の店 めじろ』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。ラーメンガイドブック掲載常連の実力店なので、ご存知の方も多いのではないか。

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店内の様子

入り口で食券を購入し、席に着く。入店したのは同店の開店時間である11時から3〜40分ほど経ったころだったが、既に千客万来状態だった。客層は若者の一人客から幼い子供がいる家族連れ、熟年夫婦と様々。同店のラーメンが万人受けする味であることが分かる。

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特上ラーメン・醤油(950円:税込)

今回の注文は、いわゆる「全部入り」の特上ラーメン。

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具は炙りチャーシュー、メンマ、味付半熟玉子、焦がしネギ、海苔、そして写真では確認できないが炙りが入った一口大の豚の脂身、という構成。

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まずはスープから。味のバランスとしては鶏がメインで豚と魚介がサポートに回っている・・・といった感じ。ラーメン評論家にあれこれ講釈されなくても、良質の材料を使って味を出していることが分かる美味しいスープ。一口目は醤油の味が強いと感じるかもしれないが、基本的にアッサリ味なので二口目以降は慣れてしまう。

そして先程も触れた、炙りが入った一口大の豚の脂身から滲み出る脂分がスープの味に厚みを加えており、多彩な具を受け止める力を与えている。「全部入り」のラーメンにありがちな、多彩な具の自己主張をまとめ切れず味の調和が崩壊する現象を、豚の脂分が防いでいるのだ。

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麺は細めのストレートタイプ。表面が滑らかで喉越しがよく、スープとの絡みも上々。ディフォルトでも若干固めの茹で加減なのが個人的には嬉しい。麺の量が若干少なめな気もするが、スープがアッサリ系で飲み干すのも容易なほどなので、完食が普通であるなら気にする必要はないのかもしれない。


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完食!

尖ったセールスポイントは無いもののトータルバランスに優れたラーメンで、世代を問わず受け入れられているのも納得。ラーメンほど好みの分かれる食べ物も珍しいが、他人に勧めても、口に合わない人が少ないと思われる。皆さんもお試しあれ。





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2012年02月19日

高円寺『天下一品 高円寺店』さんで超濃厚スープを最後の最後まで味わうのこと

『天下一品』とは、全国で225店舗(2012年2月18日現在)を展開するラーメン店のこと。

天下一品
Wikipedia

ポタージュと見まごうばかりの粘度を誇る個性の塊のようなスープで有名であり、これほど好き嫌いがハッキリ分かれるラーメンも珍しい。また店舗による味のバラつきが激しいこともあって、『天下一品』ファンの間でも、どの店の味が好きかで意見が割れる。

今日は、私の好きな『天下一品』のお店をご紹介したい。

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天下一品 高円寺店ラーメン / 高円寺駅新高円寺駅東高円寺駅

JR中央線・高円寺駅の南口を出て徒歩数分、高円寺南四丁目の交差点付近に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『天下一品 高円寺店』さん。

『天下一品』は(株)天下一品が運営する直営店と(株)天一食品商事が管理するフランチャイズ店に大別され、これが味のバラつきを生む一因となっている。そして『天下一品 高円寺店』は数少ない直営店なのだ。

【参考】「天下一品直営店の謎」天下一品みゅうじあむ(天下一品公認ファンサイト)
http://tokyo-mania.net/ten1/ten1/store.htm

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店内の様子

開店直後に入店したため、店内の客は私ひとり。しかし11:00〜という飲食店にしては早めの開店時間にもかかわらず、その後は順調に来店者が訪れた。客層も学生風の個人客からファミリーまで様々。幅広い年齢層に支持されているのが分かる。

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スープライスセット(870円:税込)

今回の注文は、ラーメン(並)と明太子ご飯のセット。

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メニュー(一部)

メニューにも大きく「オススメ!!」と書かれている。

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ラーメンのスープは、こってりとあっさりを選べるが、もちろん同店の代名詞ともいえる、こってりをチョイス。

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正直、スープを単体で啜っても味は濃すぎるし塩分も強すぎる部分があるのだが・・・。

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これが麺に絡むと味も塩加減も実に良い塩梅となるのだ! 高い粘度のスープゆえに驚くほど麺によく絡み、「麺と共にスープを啜り込む」というラーメンの理想的な食べ方が体現できる。なお、麺は標準タイプと細麺が選べるが、こってりスープの場合、細麺だと麺がスープを十分に受け止めきれない可能性があるので標準タイプが無難な選択だと思う。

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さて、ある程度ラーメンを食べ進めたら、メニューでも勧めていたように明太子ご飯へ

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スープをジャバジャバと掛け、

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雑炊――というより「ねこまんま」――状態にして食べよう

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ラーメンのスープがご飯に合うのは周知の事実だが、同店のこってりスープはそれが特に顕著で美味しい。明太子のピリッとくる仄かな辛味が良いアクセントになっている。

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完食!

前述のとおり『天下一品』のラーメンは好き嫌いの差が激しいので、誰にでもお勧めはできない。ただ、いままで、どこの『天下一品』でもイマイチ満足できなかった皆様には、お試しいただきたく思う。





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2012年02月12日

吉祥寺『中村屋@ウエストパークカフェ』さんでオシャレに塩ラーメンを愉しむの事

10〜20代半ばまでは、1日3度ラーメンを食べるといった無茶をしたこともあったが、今では流石に胃腸が持たない(涙)。ただ私にとってラーメンが好物であることに変わりはなく、時折無性にラーメンが食べたくなるのだ。

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中村屋@ウエストパークカフェ 吉祥寺店ラーメン / 吉祥寺駅井の頭公園駅

そんな思いに突き動かされ、今回は吉祥寺駅北口から徒歩数分、吉祥寺中道通り商店会を少し進んだ所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『中村屋@ウエストパークカフェ』さんまでやってきた。

ここは塩ラーメンブームの立役者の一店として知られる神奈川の名店『中村屋』さんと、オープンエア・レストランのパイオニア『ウェストパークカフェ』とのコラボレーション店舗。吉祥寺という街に溶け込むスタイリッシュな外観は、ラーメン屋だと思って探していると、同店に初めて訪れた時の私のように気づかないで通りすぎてしまうこと請け合いだ(苦笑)。

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店頭のメニュー

それはさておき、同店は1階席でラーメンを、2階席でカフェレストランとしてハンバーガーを楽しめる仕組み。しっかり食事がしたいときは1階で、のんびり寛(くつろ)ぎたい時は2階で、というように、用途によって使い分けられるのだ。

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店内の様子

そんな業態のため、店内に入るとスタッフの方が開口一番「カフェですか? ラーメンですか?」と訪ねて来る。今回はラーメンが目的のため、1階にて着席。外観同様、店内もカフェレストラン風のスタイリッシュな作りだが、ラーメン屋としては珍しくカウンター席が無い。

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あじ玉らーめん(800円:税込)

今回の注文は、ベーシックな塩ラーメンに半熟玉子をトッピングした、あじ玉らーめん。

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澄んだスープに必要最低限の具。大食漢御用達のガッツリ系ラーメンとは対極にある容貌だ。

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早速スープを啜る。物の本によれば鶏ガラをメインにカツオやサバなどをブレンドしたというスープは、一言でいえば塩ラーメンにしては相当に濃い味。しかし不快な塩辛さを感じない美味しいスープだ。スープにオーストラリア産の海塩が用いられているそうで、これが味の決め手なのだろう。

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麺は細めのストレートタイプ。塩ラーメンの麺としては、これ以外に無いというチョイスだが、スープを確り絡めてくれるのは良い感じ。なお注文の際に「麺固め」とオーダーしていたのも功を奏したのかもしれない。

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具は前述した半熟味付玉子のほかには、

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チャーシュー、メンマ、青菜という構成。玉子もチャーシューも出来が良い。チャーシューに炙りを入れるなど、具にも工夫があるのが嬉しい。

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完食!

前述したとおり塩ラーメンにしては相当に濃い味だったにもかかわらず、スープを飲み干すのが苦にならなかった。化学調味料を使ったスープでは、こうはいかない。繁華街にあるので訪れるのも容易だし、皆さんも試してみては?





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2011年12月24日

品川『なんつッ亭 弐』さんで、稀有でスペシャルな一杯に出会うの事

週末の三連休を利用して親元へと顔を出すことにした。ただ到着は夜を予定していたので、昼食を途中で済ませることに。

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なんつッ亭 品川店ラーメン / 品川駅北品川駅高輪台駅

品達駅の高輪口から国道15号線を横浜方面に歩くと、京急品川駅の高架下にラーメンのフードテーマパーク『麺達七人衆 品達ラーメン』がある。その中の1店、『なんつッ亭 弐』さんが今回の目的地(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。

神奈川県秦野市に本店があるトンコツラーメンの名店『なんつッ亭』さんの2号店にあたる。秦野店は私の住まいから少し遠いので、アクセスの良いこちらのお世話になっている。

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店内の様子

入店したのは13時頃。店内は半地下になっており、入り口で食券を購入して階段を降りる・・・と書きたかったのだが、階段部分まで6〜7人ぐらいが順番待ちで並んでいる盛況ぶりだった。ただし、その方々にもスタッフが事前にオーダーを聞いておくといった手際の良さもあって客の回転率は早く、思いのほか早く席に着くことができた。

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なんつッ亭スペシャル(1,000円:税込)

私はラーメン屋では一番基本的なメニューを注文するのが常なのだが、今回は空腹だったこともあって、様々な具がたっぷりと乗った、いわゆる「全部のせ」を注文。具の内訳は、チャーシュー3枚・モヤシ・白髪ネギ・青ネギ・味付け半熟玉子・海苔3枚。なお生搾りニンニクの有り・無しを選べる。

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白濁したトンコツスープに黒いマー油(焦がしニンニク油)が浮かぶスタイルは、創業者の修行先である熊本におけるラーメンの基本的スタイル。乳白色と黒のコントラストが美しい。

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早速スープを啜る。濃厚でクリーミー、それでいて臭みが無い非常に完成度の高いトンコツスープである。多くの客が訪れる人気店でありながら、アク抜きのような手間と時間の掛かる作業を惜しんでいないことがよくわかる。これにマー油の香ばしさが加わるのだから美味しいのは当たり前といえようか。

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麺は一般的な熊本ラーメンの麺に比べて弾力がある。スープにマッチしている美味しい麺だ。物の本によれば麺は自家製麺とのことなので「スープに合う麺を試行錯誤していき、この麺に辿り着いたのだろうなぁ」という過程が読み取れるのも楽しい。

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チャーシューの味付けは控えめ、と書くと語弊がある。おそらくラーメンの具としてスープに浮かべた際にスープと絡まることを前提として味のバランスをとっているのだろう。事実、ラーメンの具としては非常に完成度が高い味である。

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完食!

「全部のせ」は、お得感はあるものの具の多彩さが裏目に出て味のバランスが崩壊してしまうケースも多々ある。しかし同店は麺も具もスープとの相性を第一に設計されているからか味のバランスも非常によい稀有でスペシャルな一杯に仕上がっている。皆様もお試しあれ。





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2011年11月20日

海老名『麺家いろは』さんで富山ブラックの見た目と味のギャップに驚くの事

ご当地ラーメンというジャンルができて久しいが、富山のご当地ラーメンである富山ブラックがスポットライトを浴びたのは比較的最近の事と思う。

富山ブラック
Wikipedia

ぜひ食べてみたいと常々思っていて、富山の有名店が関東に支店を出しているとの情報も少し前に入手していたのだが、昨日ようやくチャンスを掴み、降りしきる雨の中を外出して現地に向かったのだった。

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富山ブラック 麺家いろは 海老名ビナウォークラーメン / 海老名駅

神奈川県中部の中心都市である海老名。小田急線および相鉄線海老名駅の東側にある複合型商業施設『ViNA WALK(ビナウォーク)』の6番館1階に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『麺家いろは』さん。同店は富山に本店を構えており、東京ラーメンショーにて3年連続売上数第1位を獲得するなど、富山ブラックの普及と発展に貢献している。

調べた所によれば、同店は富山ブラックを扱うお店としては比較的後発との事で、地元では同店が富山ブラックの代表店的な扱いをされることに違和感を感じる向きもあるらしい。しかし富山の名物といえば『ますのすし』ぐらいしか思いつかないところに新風を吹き込んだ功績は評価されるべきと思う。

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店内の様子

それはさておき、食券を購入して店内に入る。入店したのは14時過ぎだったが、来店者がとめどなくやってきていた。天候不順であることも考慮すれば、繁盛している部類に入ると思う。同店で食事をするとViNA WALKの駐車場が1時間無料で利用できるようなので、遠方からクルマでやってきた人がいるのかもしれない。

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黒プレミアム(980円:税込)

富山ブラック以外のラーメンもメニューに揃えられているのだが、ここはベーシックに富山ブラックを選択。

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予備知識を十分に持っていても、醤油をそのまま投入しているかのような黒々としたスープの色には圧倒される。寒い地方の食べ物は塩分が濃いものが多いので、相当に塩っぱいのではないか・・・。

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しかしスープを口に含んでみると、寧ろ塩分控えめで甘味すら感じるアッサリ味。しかし旨みは存分に感じられるという複雑な味わいの美味しいスープだ。見た目とのギャップがあるので余計に美味しく感じる所があるのかもしれない。店内の掲示物によれば鶏と魚介のダブルスープに加えて魚醤を使用しているとのことで、味の複雑さの元はそこにあるのではないだろうか。

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麺は手揉みされた全粒粉麺。麺自体もしっかりと美味しい。写真では麺にスープの色がついているが、スープの味が過剰に染みてしまっているということはない。


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具は写真にあるチャーシューのほか、半熟卵やネギ、メンマ、海苔など。薬味としてディフォルトで乗っている(掛かっている?)粗挽きコショウがスープや麺、具に程よい刺激を加えて味に膨らみを与えている。

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完食!

完食して思ったのは、前述したような「外見は不良風だが実は好青年」的な見た目と味のギャップが富山ブラックの魅力向上に貢献しているということ。皆様も『麺家いろは』さんで富山ブラックを体験されてみてはいかが?





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2011年10月16日

白金高輪『どらいち』さんで満貫級の「汁なし坦々麺」を味わうの事

昨日は勤め先で全体会議があったため、休日出勤となった。幸いにも予定通り昼過ぎには終了したので、そのまま帰宅しようとも思ったのだが、せっかく外出したので寄り道して帰ることに。

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麻布麺房どらいち ラーメン / 白金高輪駅

目的地は明治通りと東京都道415号高輪麻布線が接続する古川橋交差点の近くに店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)ラーメン店『どらいち』さん。最寄り駅は地下鉄の白金高輪駅か麻布十番駅で、どちらの駅からも7〜8分ほど歩くが、大通り沿いにお店があって行列もできているので発見は容易かと思う。

ところで、一風変わった店名について私はプロ野球ドラフト会議での一位指名選手を意味する「ドラ一」から取っているのかと思ったが、同店のサイトに書かれている店名の由来を拝見するに麻雀用語の模様。

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店内の様子

閑話休題、到着したのは13時過ぎぐらいだったが、店内は盛況だった。驚いたのは親子連れが多いことで、店の女将との会話からすると近所に住む方のようだ。

ご存知の通り白金高輪周辺は高級住宅街。同店は一枚板のテーブルを使うなどラーメン店にしてはスタイリッシュな内装ではあるが、このあたりに住むハイソサエティな奥様方「シロガネーゼ」の皆様がランチに子供を連れてラーメン店へ訪れるなど想像していなかった。

だが私の持論は「地元民のリピーターが多い店にハズレなし」。しかもリピーターになっているのは美味しいものを食べ慣れているであろうシロガネーゼの皆様。この光景に遭遇して期待値が大きく上昇したのは言うまでもない。

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汁なし坦々麺(900円:税込)
※写真は大盛り:ランチタイムはサービスで大盛り無料

今回の注文は、同店の人気メニューである汁なし坦々麺(メニュー表記のまま記載)。最近ではご存じの方も増えたが、汁なしの混ぜそばタイプが本場である中国四川でのスタイル。汁ありタイプは日本風にアレンジされたものだ。もっとも最近では汁ありタイプが中国に逆輸入されているとも聞いている。

なお「タンタンメン」の表記であるが、元々は天秤棒に材料や調理器具を担いて売っていた・・・というエピソードから考えれば手偏での「担々麺」表記が正しいはずだが、そこは突っ込まないようにする(笑)。

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麺の上に惜しげもなく盛られた大量のネギの上には艶やかな肉味噌が陣取り、さらに頭頂には卵の黄身が乗せられている。器の黒、ネギの緑、肉味噌の焦茶、黄身の黄色と、鮮やかな四色のコントラストが美しく、食べるのも忘れて恍惚の表情で眺めてしまう。

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しかし鳴り響く胃の音で我に帰り、意を決して麺と具を混ぜる作業に突入する。

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食べてみると、まず肉味噌の出来がとても良い。味噌の味しかしてこない肉味噌も多いなか、肉の旨みやコクが存分に伝わって来る。これを自家製麺の麺とネギが確実に受け止め、料理として完成される。スパイスとして利かせた花椒が持つ独特の味と香りは、それだけだと日本人には好き嫌いが出てしまうかもしれないが、これを卵の黄身が上手く中和することで万人に受け入れられる美味しさとなっている。

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完食!

おかげで、ボリュームも相当なものだったが、それほど苦もなく完食できた。ドラ一どころか満貫級の美味しさを味わえる『どらいち』さんに皆様も訪れてみてはいかが?





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2011年10月08日

沼袋『GOMA』さんで「長く付き合っていけるラーメン」に出会うの事

ある土曜日の夜、私は西武新宿線に乗り、各駅停車しか停まらない小さな駅である沼袋駅で降りると、商店が立ち並ぶ表通りから外れ、街灯も少ない住宅街へと歩を進めた。

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ゴマ ラーメン / 沼袋駅野方駅新井薬師前駅

そして「こんな所に飲食店なんてあるの?」的な住宅街の真ん中に、忽然と姿を表すライトに照らされた「OPEN」の文字。ここが今回ご紹介する『GOMA』さん(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。

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目的は、同店にてラーメンを味わうこと。

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店内の様子

同店は、その外観と内装から察するに自宅の一部を改装したものと思われる。カウンター席とテーブル席を合わせれば20席ほどある店内は、近隣住民の人々と思われる皆様でほぼ満席状態だった。私のように食事目当ての人もいれば、同店はラーメンだけでなく一品料理も用意されているため、それらを当てに酒を酌み交わす人もいた。

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湯麺セット(680円:税込)

今回の注文は、湯麺(トンミン)セット。基本のラーメンにチャーシュー・メンマ・青菜のトッピングを加えたもの。

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まず目を引かれるのは、丼の底まで見通せるような澄み切ったスープ。そしてスープから立ち上る、鶏と醤油が醸しだす淡いけれども豊かな芳香に心が揺さぶられる。

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矢も盾もたまらずスープを口に運ぶ。物の本によれば丸鶏と野菜でスープを取り醤油ダレで味を決めているとのこと。魚介系と動物系のブレンドスープといった複雑な味や白濁した豚骨スープのような濃厚な味わいに慣れていると、あまりにもベーシックでシンプルな味わいに拍子抜けするかもしれない。

しかし味の構成がシンプルだけに誤魔化しの利かないスープは、口にするたびに「もう一口欲しい」と思わせる奥の深さがある。これは美味しいスープだ。

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細めの麺は自家製麺。喉越しの良さに秀でているタイプで、ついつい「次の一口」を求めて休みなく箸を動かしてしまう。

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細かいことだが、チャーシューも煮豚ではなく手間の掛かる焼豚だ。自己主張は控えめでスープや麺の引き立て役に徹しているが、同店のスープや麺との相性は抜群だと思う。

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完食!

インパクトは強烈だが飽きが来るのも早い一発芸のようなラーメンが跋扈するなか、『GOMA』さんの湯麺は長く付き合っていけるラーメンとして貴重な存在だと思う。皆様もお試しあれ。





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2011年09月25日

すすきの『ラーメン信玄』さんにて王道の味噌ラーメンに出会うの事

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すすきの交差点より、すすきのビルを臨む

東京の新宿歌舞伎町、博多の中洲と並ぶ日本有数の歓楽街である、すすきの。札幌旅行終盤戦にして初めて訪れた。とはいえ私はアルコールを受け付けない身体なのでクレーンゲームで遊んだ(苦笑)あと、

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札幌市電

路面電車に乗り込み、すすきの駅から2つめの東本願寺前駅まで移動した。目的は・・・。

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らーめん信玄 南6条店ラーメン / 東本願寺前駅資生館小学校前駅山鼻9条駅

同駅から徒歩数分の通り沿い、すすきのからでも徒歩圏内の場所にある(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『ラーメン信玄』さんでラーメンを食べること。ガイドブックにも掲載されていて、かつWeb上での口コミの評価も高いことから来訪を決めた。

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店内の様子

訪れたのは14時ごろだったが、お店は満員御礼で順番待ちの方もいた。店内は小洒落た内装や調度品などない昭和の時代のラーメン屋の風情で、近年では逆に珍しい。

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メニュー

同店は味噌、塩、醤油の3種類のスープが各々アッサリ・コッテリといった2系統用意され、スープの種類は計6タイプ。それぞれにベースとなった調味料を連想させるような日本の旧国名がつけられている。

余談だが、北海道なのに『信玄』という店名や、メニューに印刷された武田菱(武田氏の家紋)、またラーメンのネーミング方法から考えると、オーナーは歴史好き(戦国フェチ?)なのかもしれない。

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信州(735円:税込)

どれにしようか迷ったのだが、ベーシックにコク味噌ラーメンの信州を選択。

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中華鍋で豪快にモヤシやタマネギといった野菜を炒め、そこに味噌ダレとスープを投入して一煮立ちさせる王道の製法にて作られた、スタンダードな容貌の札幌ラーメン。驚いたのは混雑しているにも関わらず一人前ずつ調製していたこと。

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白味噌ベースと思われる茶褐色に濁ったスープは熱々で、味噌の風味が良く伝わってくるがラードが少なめなためか思いのほか未練がましく口の中に残らない。奇を衒(てら)うタイプのスープではないが、それ故に抵抗なく受け入れられる美味しいスープだ。

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麺も札幌ラーメンではお馴染みの、黄色くて少し太めの縮れ麺。茹で加減は少し柔らかめで、よくスープに絡んでくれる。これも美味しい。

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チャーシュー丼(367円:税込)

折角なので、同店オリジナルにして18時までの限定メニューであるチャーシュー丼も注文。

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箸で摘めるが口の中に入れるとホロリと蕩(とろ)けるチャーシューは、ラーメンの具としても出来が良いが、ご飯との相性も抜群だ。

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完食!

味の組み立てそのものは見た目同様スタンダードな札幌ラーメンなのだが、そのスタンダードな味を丁寧な作りこみによって王道の逸品にまで引き上げている。評判を呼ぶのも納得だ。皆様も『ラーメン信玄』さんに訪れてみてはいかが?





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2011年09月23日

札幌『一粒庵』さんで新たな可能性を開花させた味噌ラーメンに出会うの事

札幌滞在6日め。北海道大学構内をひとしきり散策したあと、土産物の購入および東京への配送手続きを済ませ、コインランドリーで着替えの洗濯および乾燥を終えたら、すっかり夕方となっていた。

諸々の所用も済ませたので、ついに今回の札幌旅行の大いなる目的である札幌味噌ラーメンの攻略に乗り出すことにした。目的地は・・・。

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ラーメン札幌 一粒庵 ラーメン / さっぽろ駅(札幌市営)札幌駅(JR)大通駅

JR札幌駅南口より徒歩数分、ホクレンビルの地下1階に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『一粒庵』さんである。地元民・観光客を問わず多くの人が訪れる故に飲食店激戦区にもなっている札幌駅前において、「食べログ」のコメント数が200件をなど抜きん出た注目度を誇るラーメン店である。

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店内の様子

外観、内装ともに木目を基調とした店内は、洗練された古民家の一室のよう。驚いたのはグループで訪れている(と思われる)若い女性客の割合が多いこと。小洒落たカフェやレストランならともかく、ラーメン屋では結構珍しい光景ではないだろうか。

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元気のでるみそラーメン(1,000円:税込)

同店は味噌のみならず塩や醤油ベースのラーメンも完備。どれも実に興味深く、迷ったのだが、メニューに太字で「当店一押し!」と書かれていた、元気のでるみそラーメンをチョイス。物の本によれば、北海道産原料100%の味噌、北海道産の小麦で作った特注麺など、北海道産の材料に拘って作られているとのこと。

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行者ニンニクとチャーシューの卵とじを具として採用しているのが注目点。これがラーメンの外観を纏め、ビジュアル的にも美しい一杯だ。

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まずはスープから。「味噌を効かせて味を感じさせ、脂分を濃くしてコクを感じさせるのが味噌ラーメン」という既成概念が木っ端微塵に砕け散る味だ。味噌ラーメンとしては相当に喉越しアッサリ、後味スッキリで、女性客のハートを掴むのも納得の美味しさだ。

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アッサリ、スッキリとしたスープに太い麺だと麺の味にスープが負けるケースもあるが、味噌ラーメンとしての力強さは保持しているので、この問題も難なくクリアしている。

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行者ニンニクとチャーシューの卵とじも、単品でご飯のオカズにしたくなる出来の良さ。行者ニンニクを用いているのに強い匂いが無いもの、特に女性には嬉しいのではないか。

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完食!

なんでも、このラーメンを作るにあたり、店主の母校である大学の教授に技術指導を仰いだのだとか。それによって「医食同源」、「身体に良い食事」を目指したとのことだが、そんな薀蓄を知らずとも、このラーメンを食べた後の人々の満足顔が『一粒庵』さんのレベルの高さを証明していると思う。皆様も訪れてみてはいかが?





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2011年09月06日

白石『トマト麺 Vegie』さんで、ラーメンの新たな可能性に出会うの事

観光目的で札幌へ来たはずなのに、この日の私は特段目ぼしい観光スポットの無い市街地に歩を進めていた。目的は、ネットを検索しているときに見つけた或るお店に向かうためである。

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トマト麺 Vegie ラーメン / 白石駅(札幌市営)東札幌駅

札幌市営地下鉄東西線・白石駅を出て南郷通りを苗穂方面へ進み、コンビニ「セイコーマート」の角を左折して暫く歩き(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)、今回の目的地である『トマト麺 Vegie』さんに到着した。

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看板には「トマト麺のお店」なる文字。しかしパスタのお店ではなくラーメン屋のカテゴリーに属し、しかもそれをメインに据えて営業して好評を博しているというから、気になって仕方がなかったのだ。

大通りに面しておらず、近くに観光スポットらしきものもない所で、キワモノとも取られかねない品をメインに据えて勝負し、評価を得ているとは・・・。はやる気持ちを抑えつつ入店する。

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店内の様子

訪れたのはコアなランチタイムを過ぎた14時ごろ。店の規模はカウンター、テーブル、小上がりを含めても20席は無いので、それほど大きな規模のお店ではない。それにも関わらず店内には3人ものスタッフがいたので少し驚いた。夜にはアルコールと摘み用の一品料理も出しているとのことなので、そのための要員なのかもしれない。

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トマト麺Chiliマサラ(880円:税込)

今回の注文は基本のトマト麺にプラス100円して、ピリッとした辛さのChiliとカレー風味のマサラを加えた。目を凝らすと、ナスやジャガイモなど、一般的にラーメンには用いられないであろう野菜がふんだんに用いられているのが見て取れる。

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また器より漂うトマトソースと各種スパイスが混合した香りはラーメンのそれではなく、明らかにスパゲッティ・ボロネーゼ(ミートソース)のものである。

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スープを啜ってみても、味の組み立ては明らかにスパゲティに掛かっているミートソースのもの。その意味で日本人にも既に馴染み深い味なので、違和感は感じない。ただし「ラーメンのスープ」という立て付けなので「ソース」ではなく「スープ」と呼べるぐらいスパゲティに掛かっているものより汁気は多い。

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一方で、中太でウェーブの掛かった麺は明らかにラーメンの麺である。食べる前は「食感などに違和感があるかも」と思ったりもしたのだが、そんなことはなかった。縮れた麺にソース、じゃなかったスープがよく絡んで、これは美味しいぞ・・・。

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リゾットおむすび(単品なら150円:税込)

さて今回は上の写真にあるリゾットおむすびをセットで注文しており(ランチメニューはトマト麺とリゾットおむすびのセット価格)、こちらが麺をあらかた食べ終えたころを見計らって出される。おむすびは中にチーズを仕込まれており、それを軽く火で炙って、ちりめんじゃこを掛けて出される。見た目にも美味しそうで、ついそのまま齧り付きたくなるところだが、

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これは麺を食べ終えたあとのスープに入れて、軽く砕いて、

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トマトソースのリゾットとして食べるものなのだ。これもまた美味しい。

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完食!

大満足の一杯なのだが、これを「ラーメン」と呼ぶことに違和感を覚える方もいるかも知れない。しかし思えば札幌みそラーメンだって、当初から万人に躊躇いなく受け入れられたわけではないはずだ。ラーメンのスープについては醤油、味噌、塩、魚介系に動物系と用いる素材のバリエーションは出尽くした感もあるが、『トマト麺 Vegie』さんのトマト麺は、ラーメンの知られざる可能性を開拓するものになるかもしれないと感じた。皆様もお試しあれ。





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2011年08月07日

荻窪『別府冷麺・温麺専門店 尚屋』さんは、泉都・別府の情報発信基地

温泉を中心に発展した都市を泉都(せんと)と称したりするが、源泉数及び湧出湯量が日本一である別府温泉を有する大分県の別府市は、まさに泉都と呼ぶに相応しい。その別府市に「別府冷麺」というご当地グルメがあり、しかも東京でそれを食べられるお店があると聞きつけ、早速出かけることにした。

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別府冷麺・温麺専門店 尚屋 ラーメン / 荻窪駅

場所はJR荻窪駅の南口から歩いてすぐの路地裏の一画にお店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『別府冷麺・温麺専門店 尚屋』さん。昨年12月に開店したばかりだが、既に何度もメディアに取り上げられるほど話題を呼んでいる。

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店内の様子

店内はカウンター席のみ。ディナータイムでは別府の地酒や郷土料理なども振舞われる居酒屋のような業態となるが、私が訪れたのはランチタイムだったので麺類の提供のみ。到着したのは13時過ぎだったが、店内は満席状態だったので店外にて若干の待機を余儀なくされた。つまり麺類だけで店内を満席にする実力があるということだ。

程なくして席につき、オーダーを通す。カウンターにはメニューだけでなく、別府冷麺の謂れや別府市内における冷麺屋の場所が書かれたマップなどが纏められた小冊子(?)のようなものがあり、それらに目を通していると程なく……。

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別府冷麺 並(700円:税込 ランチタイムなのでプラス100円で高菜ご飯)

お目当ての別府冷麺が到着だ。前述の小冊子によれば、戦後に旧満州からの引揚者が伝えた味が元になっているとか。それが別府市内で独自進化を遂げて現在の姿に落ち着いたとのこと。その系統は冷麺専門店系と焼肉屋系の2系列に大別されるそうだ。

別府冷麺
Wikipedia

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同店の冷麺は冷麺専門店系に属する。その特徴は太めの麺と(写真ではスープの中に沈んでしまっているが)キャベツのキムチを使うこと。なお、その他の具として牛肉の叉焼とカットされた茹で卵、薬味として万能ネギと白ゴマが乗せられている。

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韓国冷麺との違いはスープを啜ってみるとよくわかる。味付けが完全に和風なのだ。メニューには「素材」として牛骨、カツオ節、干し椎茸、サバ節、ムロアジ節、カタクチイワシ、アゴ(トビウオ)、昆布の記載があるので、これらでダシをとっているのであろう。特に魚介系の味がダシの種類が多いゆえに複雑で、スープだけでも十分に満足感を得られるほど美味しい。

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そして麺を啜ってみる。太めで弾力があって美味しいが、韓国冷麺で稀にある「噛み切れないぐらいの強いコシ」ではない。まぁ、この太さでそれほど強いコシがあったら本当に噛み切れないので、その辺はバランスをとっているのだろう。

ご存知のとおり荻窪は元祖ラーメン激戦区。名店ひしめく中にあって、敢えて他の麺類で勝負を挑み成功を納めているのは、単に物珍しさだけではなく、確かな味があってこその結果だと思う。皆様もご体験あれ。





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2011年07月31日

自由が丘のラーメン勢力地図に変化をもたらす? 『魂心家 自由が丘店』さん

現在の住まいから自由が丘駅へ向かう途中の道に、新しくラーメン屋がオープンした。興味を引かれていたのだが、日曜日になり、ようやく時間に余裕ができたので来訪することに。

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横浜家系ラーメン 魂心家 自由が丘店ラーメン / 自由が丘駅奥沢駅九品仏駅

自由が丘駅北口から歩いてすぐのところにできた(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『魂心家』さん。店頭に掲げる巨大な看板に大書してある通り、横浜は新杉田(現在は横浜駅西口に移転)の『吉村家』を元祖とする、豚骨醤油スープに太い麺の組み合わせで知られる家系ラーメンを饗する店である。

ただし調べたところによれば、同店は一般の家系ラーメン店と少々趣が異なり、相模原にある『虎心房』という有名ラーメン店の系列店にあたるとのこと。昨年10月に目黒の駅前に1号店を、今年の3月に同じく目黒の権之助坂に2号店を出店しており、このたびの自由が丘店は3号店となる。この短いタームで3店目を出店できるのは、業績を順調に伸ばしている証明であろうか。

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店内の様子

開店直後に飛び込んだが、通常650円のラーメンを500円で提供する開店記念セール中だったこともあって、店内は既にほぼ満席状態。辛うじて空いていた席に座って注文を通した。

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ラーメン(塩味 期間限定価格 500円:税込)
※写真はチャーシュー1枚サービス状態(開店告知チラシを持参したため)

開店記念セール中のため、スープについて醤油味か塩味かを選べるだけで、家系ラーメンではお約束となる具のトッピングや麺の固さなどのオーダーはなし。唯一、スープの味はチョイスできたので、せっかくだから家系ラーメンではあまり口にしたことのない塩味を選んでみた。

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塩味なので、豚骨醤油よりもスープの色が白っぽいのは当然か。だが香りは紛れもなく家系ラーメンのそれである。

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僅かにトロ味のあるスープを啜ってみると、家系ラーメンのなかでも濃い目に属する割に臭みは感じられず、良い味に仕上がっている。ただスープが濃い分だけ塩辛さも強いので……。

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千切り生姜をチャーシューの上に乗せて

カウンターに置かれている、ラーメンの薬味としてはちょっと珍しい千切り生姜を適宜ラーメンに投入すると良いだろう。生姜の風味が塩辛さを打ち消してくれる。

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麺は家系ラーメンでは馴染み深い太めのストレート。モチモチした歯ごたえが食後の満足感を与える。

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具はチャーシュー、海苔、ほうれん草、ウズラの卵。チラシ持参によるサービスで追加投入されたとであろう2枚目のチャーシューには網目がついているので、最近流行りの炙りを入れたのだろう。あくまで個人的な感想だが家系ラーメンはチャーシューが弱い店が少なからずあるので、こうした捻りは積極的に取り入れて欲しいところ。

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完食!

及第点は難なくクリアしているレベルのラーメンで、他の自由が丘のラーメン店にしてみれば侮れないライバルの出現といえるだろう。これで互いに切磋琢磨して、レベルを高めあってくれれば近隣に住む住民としては嬉しい限りだ。





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2011年05月01日

自由が丘『豚骨世界 大大』さんで、スタイリッシュな街に似つかわしくない(?)濃厚トンコツラーメンを味わう。

諸般の事情により遠出を諦め、住まいのある自由が丘近辺を散策して過ごす。しかし、ただブラブラするのも非生産的なので、かねてよりご紹介しようと思っていたお店で“取材”がてら昼食をとることに。

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豚骨世界 大大 ラーメン / 自由が丘駅奥沢駅九品仏駅

自由が丘南口から徒歩数分、九品仏川緑道(グリーンストリート)から一本奥沢寄りの通り、位置的には無印良品が入っているビルの裏手近くの場所に店を構える(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『豚骨世界 大大』さん。

コアタイムでは行列も珍しくないのだが、今日は比較的空いている模様。これ幸いと食券を購入し、店内へと入る。

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店内の様子

とはいえ店内は流石に満席に近い状態だった。トンコツスープをセールスポイントとするラーメン屋にありがちな、ツルツルと滑りやすい床に難儀をしつつ、セルフサービスで給水器から水を汲み、席についてスタッフの方に食券を渡す。麺の湯で加減を聞かれたので答え、暫く待つ。

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カウンター席の前にある張り紙

同店は、環七通り沿いの名店『せたが屋』を始め、いくつものラーメン店を出店し、成功させている株式会社せたが屋を率いる前島司(まえじま つかさ)氏のプロデュース。最初に同店を発見したのは偶然だったのだが、氏の名前を見つけて「これならクオリティは担保されているな……」と安堵したものだ。

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らーめん(700円:税込)とそば屋のカレー(小 200円:税込)

今回注文したのは上記の2点。

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らーめんは、茶褐色のスープから漂うトンコツの香りが食欲中枢を刺激する。臭みを感じさせないのも有り難い――という感想を私はトンコツラーメンの記事については毎度のように記載しているような気がするが、私は「臭いトンコツスープ」が本当に苦手なのだ……。

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さて香りの良さに安心しつつスープを啜る。少しトロッとした濃厚なトンコツスープ。物の本によれば、「豚頭とゲンコツ(注:脛骨や大腿骨といった膝関節部分)を2段階に分けて仕込むことで、脂、ゼラチンに頼ることなく濃厚でトロ味のあるスープを完成させた」そうだ。なるほど、そうした手間をかけることで、雑味も嫌味もない美味しいトンコツスープに仕上がっているという訳か!

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麺はトンコツスープには定番となる細身のストレート。硬めに茹でてもらったが、ザクザクとした歯ごたえが感じられ、良い按配だ。

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具はチャーシューが2枚、結構な量のある細切りメンマ、海苔、九条ネギという構成。薄切りのチャーシューは、チャーシューというよりローストポークといった趣で、濃厚スープの箸休めに良い。

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お次は、そば屋のカレー。

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ラーメンがトンコツベースなので、カレーもその系統か? と思いきや、煮干し系の出汁がバッチリ効いた、文字通り蕎麦屋で出てくる甘辛いカレー丼の味。スープが直球勝負のトンコツ味なので、魚介系の味を補うには丁度よいのではないか。

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完食!

洗練されたスタイリッシュな町という印象を持たれる方も多いであろう自由が丘で、濃厚なトンコツラーメンとは何ともミスマッチかもしれない。でも良いお味なので試してみて欲しい。


豚骨世界 大大 [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ







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2011年04月23日

不動前『らぁめん 葉月 不動前店』さんでハンディのクリア方法を学ぶの事。

ネットで情報収集をしていた或る日、開店して日が浅いにも関わらず評判を呼んでいるお店があると知り、早速訪問することに。

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らぁめん 葉月 不動前店ラーメン / 不動前駅武蔵小山駅戸越銀座駅

東急目黒線・不動前駅を出て左手方面へ向かい、かむろ坂に出たらこれを上る。コンビニのある十字路まできたら左折すると、今回の目的地である『らぁめん 葉月 不動前店』さんに到着する(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)。

今月5日にオープンしたばかりだが、東急池上線沿線の雪が谷大塚にある有名店『らぁめん 葉月』の支店にあたることもあり、既に「行列のできる店」になっている。この日、私が到着したのはコアなランチタイムのピークを過ぎた13時ごろだったのだが、行列は途切れていなかった。

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店内の様子

しばし行列に並んだあとで店内に歩を進めたが、そこにも順番を待つ多くの人たちがいた。入口付近にある券売機にて食券を購入し今しばらく待つ。ただ客の回転は良いので、思いのほか早く自分の番は回ってきた。

カウンター席に腰掛け、店主が流れるような手さばきでラーメンを作る光景を観察する。スタッフの方との連携も手際良い。このようなお店でハズレだった試しは無いのでワクワク感が止まらない。

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らぁめん(750円:税込)

お目当てのらぁめんが到着。いかにもトロ味のありそうなスープから漂う芳香にウットリ。

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さっそくスープを啜ってみる。近年のラーメン界における一つのスタンダードである、動物系と魚介系のハイブリッドタイプのスープ。見た目通りトロ味がある上に力強い味で、それゆえに塩っぱくもある。しかし薬味に使用されているショウガと生の刻みタマネギがスープの塩っぱさというハンディを上手く中和し、美味しさだけを食べ手に伝えてくるのだ。

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麺はモチモチした中太麺で若干ウェーブあり。麺の表面がツルツルしているので加水率(麺を作る際の小麦粉に対する水の割合)が高いと思われる。

加水率が高いとモチモチした食感になり、札幌や喜多方のような麺をシッカリと食べるタイプのラーメンに適するが、一方で麺の表面がツルツルしているのでスープが絡まりにくい、既に麺には水分が多く含まれているのでスープと馴染みにくいという弱点もある。

逆に言えばスープと適度に絡んでくれる麺なので濃い味のスープとの親和性は高い。ともすれば塩っぱさが出てしまうぐらい濃厚なスープにのパートナーとしてはベストな麺といえるだろう。

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具は極太メンマ、水菜、海苔、そして煮豚。特に煮豚はインパクトのある大きさでドンブリの中に鎮座している。もちろん柔らかく味も申し分ない。

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肉めし(300円:税込)

こちらはサイドメニューの肉めし。一般的なラーメン屋で饗される場合はチャーシューの切れ端がお情け程度に乗っている場合もあるが、同店のそれは一品料理として通用するほどの分厚い肉塊が器から零れ落ちるほどのボリュームで盛られている。

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ラーメンスープで炊いたご飯と一緒に食べれば、全国のお肉大好き人間の皆様も納得の美味しさだ。

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完食!

駅から少し上り坂を歩かねばならないという立地条件でのハンディはあるものの、ぜひ訪れてみてほしいお店である。





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posted by 只今 at 18:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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