
駒形どぜう 本店 (こまがたどじょう)
選んだのは、こちら浅草雷門からちょっと歩いた場所に店を構える(詳しい場所は上部リンク先を参照)『駒形どぜう』さん。19世紀最初の年・1801(寛政13→改元して享和元)年の創業という歴史ある泥鰌(ドジョウ)料理のお店。単に歴史が長いだけではなく、ともすれば「泥臭い味」というイメージがあるドジョウを美味しく食べさせる実力も兼ね備えている有名店である。
ちなみにドジョウ料理を出す店ではドジョウを「どぜう」と書いてあることがあるが、本来の歴史的仮名遣いでは「どぢやう」が正しいそうだ。これを「どぜう」と記したのは同店の公式HPによれば同店初代のアイデアだとのこと。火事で店が類焼した折に「どぢやう」だと四文字(四→死)で縁起が悪いとして、奇数文字で同様に読める「どぜう」と看板に記したところ店は繁盛し、他店も真似るようになったのだとか。
『駒形どぜう』公式HP
http://www.dozeu.com/

店内(地下一階)の様子
店は地上三階・地下一階の四階建て。一階は座敷席、二・三階は広間や小部屋で、地下一階はご覧のように椅子席となっている。自分たちが入店したのは開店直後だったため空いていたが、時間を追うごとに続々と人がやってきた。

どぜうなべ
注文したのは、16時までの限定メニュー・なべ定食(2,450円:税込)。こちらが主役のどぜうなべ。小ぶりで底の浅い鍋に、甘辛い味付けの割下と共に、下ごしらえとして予め或る程度まで煮られたドジョウが敷き詰められている。これを炭火(写真右)で煮て完成だ。しかしその前に

卓上に置かれている入れ放題のネギ(写真左)をタップリと乗せよう。これがドジョウと実に良く合うのだ。

ドジョウは泥臭い味というイメージが先行しており、事実、事前段階では両親も「田舎で食べたドジョウは、泥臭い味だったという思い出しかない」と少々消極的だった。ところが『駒形どぜう』さんのドジョウは臭みなど全く無く、しかも骨など全く気にならないほどに柔らかい。お好みで卓上の七味唐辛子を振りかけて食べれば、その美味しさに思わず「これまでの偏見を許してね…」とドジョウにお詫びしたくなること請け合いである。事実、同行した両親も「田舎で食べたものとは全く違う」と感心すること頻りだった。

さて、なべ定食と銘打っているからには定食なので、主役のどぜうなべ以外にも饗される品々がある。コンニャクと豆腐の田楽(写真左)は、程よく甘い味噌の味が絶妙で侮れない品。どぜう汁(写真右)は、端的に言えばドジョウを具にした味噌汁なのだが、ドジョウに含まれる豊富なコラーゲンのためか汁がトロトロしており、これも美味しい。

そしてご飯と香の物もついてくる。このご飯が良い炊き加減で、米自体の味も良く、甘辛く味付けされたドジョウとベストマッチなのだ。考えてみれば、ドジョウは主に水田や湿地に生息する淡水魚である。そんなドジョウと米飯の相性が良いのは実に納得できる話(?)だ。
『駒形どぜう』さんは、世界的観光地である浅草という立地もあって、個人的には値段設定はお高めの部類に入ると思う。普段から頻繁に通うようなタイプの店ではないかもしれないが、友人を招待したり、自分のように何かの記念日にあわせて、といったような特別な日の特別な店として活用していきたいお店である。
◆最後までお読み頂きありがとうございました。

















お誕生日おめでとうございます。
どじょうは一度食べてみたいんですが・・・そうですか、泥臭くないんですね・・・じゃあ是非にも!!
・・といいたいですが、うちの奥さんは昔どじょうを飼っていただかいう経験があるらしく「どじょうはお友達だから食べるのは駄目だ!」だそうでw
お誕生日にどじょう鍋ですか。ご両親を驚かすことができて、楽しかったようですね。
どじょうは食べたことがないのですが、泥臭いか否かは、調理方法によるんですね。
1つ、今後の参考にしま〜す。
ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。
m(_ _)m
>記号士さん
>うちの奥さんは昔どじょうを飼っていた
ペットとしてドジョウを飼育するという方もいるとは聞いています。なんでもドジョウは土(泥)に潜る性質があるため、水槽の下に敷いた砂利などをほじくり返してしまうとか…。
>valvaneさん
>今後の参考にしま〜す
参考にしていただけると、自分もこうした記事を書いた甲斐があるというものです。ぜひ一度訪れてみてください。
そうなんですよー。時間限定ですが比較的リーズナブルに『駒方どぜう』さんの味が楽しめるのでお勧めです。