2008年01月28日

本当は教えたく無いお店!? 調布『ぽわふる』さん

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京王線・調布駅

土曜日(26日)のこと。高幡不動へ行った帰り道、調布にて途中下車。目的は「調布に、看板を出していない旨い店があるらしい」との噂を聞きつけたからである。なにやらミステリアスではないか。

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その店は非常に分かりにくい場所にあった。言葉で説明すると、調布駅北口を出て右折線路沿いの道を新宿方面に向かって進んで暫くすると左側にホテル・ツインズ東京調布さんの看板が見えてくる

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このビルの半地下状の通路に入り進行方向左手、美容院の斜向かいにあるのが…。

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こちら『ぽわふる』さん(詳しい場所は上部リンク先を参照)。ジャンルとしては、魚がメインの欧風料理店といったところ。看板を出していないことに加え、昼は一種類のランチのみ、夜は予約のみ…というと通好みの高級店をイメージしてしまいがちだが、肩肘を張ったようなところは全く無く、同店の敷居は良い意味でかなり低い

自分が到着したのは開店時間(平日は11:30、土曜日は12:00〜)の30分前ぐらいだったのだが、既に若いカップルや近所の奥様方が店の前に並ぼうとしていた。自分が行列に並んだ後も幼い子供を連れたご家族など、服装や荷物、そして会話の内容などから判断するに近隣にお住まいの方々であろうと思われる人たちが次々にやってきて、開店直前には20人強の行列となった。なお美味しい店の条件として「地元民に愛されている」というポイントは外せないというのが自分の持論である。

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店内の様子

白を基調とした明るい内装でくつろげる店内はカウンター席×3、テーブル席が二人掛け、四人掛け、六人掛けが各×1という構成(予備の椅子あり)。前述のとおり行列が出来る人気店なので、合席は覚悟。なおテーブルに灰皿が置かれていることからも分かるように喫煙は可ではあるが、店舗スペースは相当狭いので遠慮するのが無難かも。

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さて、コース料理がスタート。まずはサラダ。大根と人参の千切りに酸味の効いた茶色のドレッシングがかかっている。盛り付けが美しいのもさることながら、それほど大量にドレッシングがかかっているわけではないのにダイコンやニンジンには確りと味が付与されており、しかも後口を引き摺らない

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次にスープ、ライス、メインディッシュが次々に運ばれてくる。まず本日のスープはコンソメ仕立てで具は魚のアラとタマネギ。魚のアラを使っているのに魚の臭みがコンソメの香りを損なうことも無く、また魚のアラから出る旨味がコンソメスープの旨味と渾然一体となって、決して濃い味付けではないにも関わらず満足できる。

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ライスは麦・ゴマと共に炊き上げてある。開店直後だけにライスも炊きたて。炊き立てご飯の芳香は、それだけでもご馳走だ。

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そしてメインディッシュ。本日のメインは神奈川県横須賀市佐島港で水揚げされたシコイワシ(カタクチイワシ・セグロイワシなどとも)のフリット(揚げ物=フライ)。お皿にはそのほかアカモク(海草の一種でヌメリがある)・サヤインゲン・オクラ・トマトが乗り、小松菜をベースにしたグリーンのソースと、黒ゴママヨネーズという二種類のソースがかかっている。

揚げ物は衣がカリッとしていればソコソコ格好がつくだけに、下手な店だと素材の質の悪さを熱を通して誤魔化すところ。しかもイワシは魚偏に弱い“鰯”と書くことからも分かるように痛みやすい魚なので尚更だ。しかし、同店のシコイワシのフリットは衣がカリッとしているのに中の具材はジューシィなままで、しかも臭みも無い素材の鮮度のよさとシェフの腕が知れる一品だ。

しかもこれが前述した二種類のソースに実に良く合う!このソース自体が非常に出来が良いためであろう。もし誰も見ていなければ、自分はネコのようにペロペロと舌を出して皿のソースを舐め取っていたところだ(笑)。

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食後の一杯はコーヒーか紅茶をチョイスできる。自分はコーヒーが少々苦手なので紅茶をチョイス。ちなみに、写真は既にミルクを入れた後である。

さて『ぽわふる』さんで味わった大満足のコース料理。気になるお値段であるが…なんと735円(税込)!!

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店先にある、本日のメニューを紹介する黒板


思わず「本当にいいんですか?」と聞き返したくなるような驚愕のコストパフォーマンスといえよう。

そうそう、言い忘れていたが料理だけでなくママさんの接客姿勢も決め細やかで気持ちいい。ファミリーレストランのような画一的な代物ではなく、まるでご家庭に招待されてご馳走してもらっているような気分にさせられる。シェフの料理の腕といい、お二人とも相当格式の高い店で修行された経験をお持ちなのではないだろうか?

さて注意点としては『ぽわふる』さんはラーメン屋などとは違い利用客の滞留時間が長くなるので、出遅れると相当待たされてしまう羽目になること。またシェフ一人に接客のママさん一人、計二名で運営しているお店のため、調理手順などの関係から若干料理が運ばれてくる順番が前後する点にも留意しておきたい。

ここまで書いておいて言うのもなんだが、典型的な「有名になると混み過ぎてしまうので、本当は人に教えたくない店」である。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今 at 05:32| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:洋食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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