2007年11月16日

国連総会で死刑執行停止を採択

死刑執行停止決議を採択 日米などは反対 国連総会委
朝日新聞

国際連合総会とは、いうなれば国連の議会である。この中で人権・人道問題を取り扱う第3委員会に欧州連合(EU)など87ヶ国が提出していた死刑執行の停止(モラトリアム)を求める決議案が、賛成99、反対52、棄権33で採択された。本決議に法的拘束力は無いのだが、国際社会が死刑反対・死刑制度廃止の方向に傾いていることを示すものだと考えていいのだろうか。

日本でも時々話題となる死刑廃止問題。死刑廃止論者は「犯罪者にも人権がある」、「死刑とは国家による殺人である」、「死刑を存続させても犯罪の抑止には繋がらない」、「そもそも人が人を裁いてよいのか」といった主張を繰り返し、死刑制度の廃止を訴えている。

自分は、死刑制度に関しては条件付きでなら廃止にやぶさかではないという考え方である。なにも「人が人を裁くなんて…」といったような倫理的観点で物を言うつもりはないし、そんなご大層な人間でもないが、冤罪という可能性が付きまとう以上、死刑廃止論には一理あると考えるからだ。

しかし、死刑廃止の代替として仮釈放の可能性の無い終身刑や、欧米のような量刑の加算システムの導入――アメリカあたりで見かける「懲役500年」とかいう判決が下るシステムのこと――を検討することは不可欠ではないだろうか

いや、死刑廃止論者の方が「そんなことをする必要はない。とにかく犯罪者に罰を与えるのでなく、更生させるシステムの構築こそが重要なのだ」と主張し、またその主張を満たすような具体的且つ画期的な犯罪者の更生支援システムを提示できるのであれば、その話には耳を傾けるつもりである。

少なくとも、世の中には

「「復讐」なんかをして、失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。許すことが大切なんだという者もいる。だが、自分の肉親をドブに捨てられて、その事を無理矢理忘れて生活するなんて人生は、あたしはまっぴらごめんだし…あたしはその覚悟をして来た!!「復讐」とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!」
(byエルメェス・コステロ:ジョジョの奇妙な冒険第六部 より)

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ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 Part6 (7) (ジャンプ・コミックス)

という想いを抱く、所謂犯罪被害者の方々も少なくない。死刑廃止論議も重要だが、こうした方々に対するケアと、優先順位はどちらが上なのだろうか? 皆様は、どうお考えですか?


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今 at 23:59| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感:社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
基本的に刑期というのは、犯罪者の更生に必要な歳月という観点もあって決まるんじゃありませんでしたっけ?
で、更生の見込み無しという重犯罪者が死刑になる、と。

これを考えると死刑を廃止すると、自動的にこれまでの死刑囚=終身刑という事になります。
(更生してない凶悪犯を刑期が過ぎたから釈放っていうのはありえないでしょう。)

更生して、復帰後に社会貢献していく(はず)の人であるなら、税金で養うのは仕方ないとしても、社会復帰の見込みゼロと判断された人を税金で養うのは如何なものかと思います。
期限の無い終身刑を主張する方には、囚人が自分の食い扶持を自分で稼ぐ方法を合わせて提案して欲しいものです。

ちなみに犯罪者の人権云々という人には、権利と義務が表裏一体である事を誰かが教えてあげて欲しいものです。
死刑囚というのは、殺人などの他人の人権を踏み躙った人なので、人権を主張する資格など既に喪失してると思うんですがね。
Posted by 通りすがり at 2007年11月30日 12:02
>通りすがりさん
死刑廃止論を主張する人々は、えてして感情論を優先しがちです。仰るように「死刑を廃止した場合に発生する実務面での問題」に関しても建設的な提案をして欲しいものです。
Posted by 只今 at 2007年12月01日 09:23
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