2016年08月27日

2020東京五輪・パラリンピックは、世界に「勿体無い」を広めるか?

「もったいない」、東京五輪で国際語に 小池知事が意欲
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8V4VQ2J8VUTIL01J.html

東京都の小池百合子知事は、「東京大会の新たなコンセプトに『もったいない』を入れ、国際語にしたい」とし、環境に優しい大会にするべきだという考えを示した、と記事は伝えている。

小池都知事は、五輪閉会式への出席に合わせてリオデジャネイロの競技会場を視察されたのだが、仮設会場を大会後に解体して小学校4校に造り替える計画に、環境負荷を抑える「3R」(削減、再利用、再資源化)の理念の重要性を再認識したとのこと。

記事にもあるが「勿体無い」は、アフリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞したケニアの環境活動家ワンガリ・マータイ女史が着目し、世界に広めた言葉として知られている。そしてマータイ女史の自伝を日本語に翻訳されたのは小池都知事その人であり、今回の発言も、都知事がマータイ女史を念頭に置いて話されたであろう事は想像に難くない。

ワンガリ・マータイ(Wikipedia)

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UNBOWEDへこたれない ~ワンガリ・マータイ自伝

確かに、この「勿体無い」、記事にもある3R……すなわちReduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)の全てを含まれるだけでなく、自然や物へのRespect(尊敬)の意味まで併せ持っている、奥深い言葉というか概念である。マータイ女史が着目し、2005年から世界に広めた結果、今や世界中のみならず

「代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体無いじゃないか」
(by.キュゥべえ:魔法少女まどか☆マギカ より)

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魔法少女まどか☆マギカ キュゥべえ (ノンスケール 塗装済みソフビフィギュア)

地球外生命体・インキュベーターにまで浸透した模様である。

……それはさておき、私見を少々。「勿体無い」精神の普及そのものは誠に結構なことだし、東京五輪・パラリンピックに向けて推すのも賛成である。しかし「勿体無い」は、ともすればReduce(削減)の要素のみがクローズアップされてしまいがちなのは注意が必要だ。例えばバリアフリーの促進や安全(警備)対策の強化といった面には十分に資金を投じるべきだと思う。

東京五輪:メダルに再生金属の利用 提言へ
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160115/k00/00m/050/017000c

例えば、五輪とパラリンピックで授与するメダルに再生金属の利用を検討している、といった話がある。これは「勿体無い」精神の普及と共に、日本の技術力を世界にアピールできるというプラス効果もある。

「勿体無い」は「ケチる」とは違う。Reduce(削減)よりも、Reuse(再利用)・Recycle(再資源化)・Respect(尊敬)に重きをおいた「勿体無い」に期待したい。


◆最後までお読み頂きありがとうございました。
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posted by 只今 at 17:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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