2006年07月06日

稚拙なラブコールのお粗末な結末

痴漢:女子高生触った大学生逮捕 メールアドレス渡す
毎日新聞

この見出しだけでは何のことやら良く分からなかったのだが、本文を読んで絶句。逮捕されたこの大学生、電車内で「自分の好みの子だった」(容疑者談)カワイイ女子高生を見つけ、痴漢行為をした挙句に自分のメールアドレスを記したメモを渡したことから足がつき、御縄になったというのだ。

心理学用語に『反動形成』というのがある。ある事柄を自覚することで自我が傷ついてしまうのを抑制するために、正反対の行動・態度が表出することをいう。簡単にいうと「好きな子に意地悪してしまう」という、アレだ。だが前述の大学生の行為は、それに起因する行為とも思えない。

メアドを渡したからには、この女子高生から何がしかの連絡――しかも自分にとって喜ばしい――が来ることを期待していたのだろうが、いったいどこの世界に痴漢された相手に好印象を抱く女性がいるのか? ほんの少しでも想像力があれば分かりそうなものだ。もう少しマトモなアプローチを思いつかなかったのだろうか。結局「警察から連絡が来ました…」なんてオチは、今どきネタに困った若手芸人だって使わない。

以前『2006/07/01 “ゆとり教育”はすばらしい?』でも書いたが、人目を憚らず自分の意見をゴリ押しし、自己アピールのことしか頭に無い堀江貴文・村上世彰両被告の予備軍のような人間が増える一方で、こうした他人とコミュニケーションを取るのがド下手な人間が増殖しているというのは頭が痛い。今“ゆとり教育”の弊害が叫ばれて久しいが、こういった人間に必要なのは『教育する』ことではなく『教養を身につけさせる』ことではなかろうか。

…と、堅苦しく結論を出してしまったので、この大学生には今月のおバカさん大賞審査員特別賞(笑)を与えることで、ちょっと柔らかくして締めたい。
posted by 只今 at 09:40| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 雑感:事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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