2010年12月31日

西荻窪『坂本屋』さんのカツ丼に、これまでの不満が解消されるの事。

年の瀬も押し迫ったある日、所用で西荻窪まで足を伸ばしたので、かねてから評判を聞き及んでいた或るお店にいくことにした。

101231_01.jpg
坂本屋 定食・食堂 / 西荻窪駅

JR西荻窪駅北口から北銀座通りを北上すること数分で到着する(詳しい場所は上部リンク先、または記事下の地図を参照)『坂本屋』さん。店頭のショーウィンドウやメニューを見ればベーシックな食堂であることが見て取れるし、実際にご家族三代・計5人(祖父母、ご夫婦、娘さん)で運営されている小規模なお店である。

しかしメディアで取り上げられる機会も少なくなく、地元・遠方問わず支持者が多い名店でもあるのだ。なにしろ今回訪れたのは、コアなランチタイムを既に過ぎ、昼の部の営業終了時間が迫っていた15時の少し前だったのだが、小規模な店内はそれでもほぼ満席状態で、私がカウンターに着席した後も来訪客が途切れず、お店の方が申し訳なさそうに「満席です」と断りを入れていたほどだ。

そんな状態だったため店内の写真やメニューの撮影は諦め、大人しくオーダーを通して待つことに。

101231_02.jpg
カツ丼(味噌汁と香の物つき 750円:税込)

同店は「カツ丼の名店」としてメディアに取り上げられるケースが多い。私も同店を知ったきっかけは、料理評論家の山本益博氏が同店のカツ丼を褒めていた記事であった。ということで、私もカツ丼をオーダーした。

101231_03.jpg

揚げたてのトンカツを用いて作られている様子がカウンター越しに見て取れたので、期待が高まる……のだが、正直に白状すると、同時に「でも所詮はカツ丼だよなぁ」という思いがあった。

一昔前の刑事ドラマで、刑事が取調べ中の容疑者にカツ丼を食べさせてあげるシーンが出てきたのをご記憶の方も多いことだろう。定番のシーンなので刑事もののコントでも頻繁に登場するから、それでご存知の方も多いのではないだろうか。

実際には警察が容疑者にカツ丼を食べさせてあげたりすると「恩を売る」ことになり、違法捜査の一つである利益誘導に該当する可能性があるので基本的に行われないそうだが、それはさておき、そんなシーンが成立するのは「カツ丼は値段が高いけど美味しい」という前提があるからに他ならない。

しかし私がこれまでに食べたカツ丼はボリュームこそあるものの感動を覚えなかった。卵でとじるタイプのカツ丼だけでなく、ソースカツ丼や味噌カツ丼も同様だったので、私にとってカツ丼とは「贅沢品であったトンカツと同時に、ご飯を食べたいという願望を叶えられた故に重宝された、肉の調理法が未発達だったころの料理」という認識だったのだ。

101231_04.jpg

ところが、である。同店のカツ丼を口にした瞬間、それまでの認識がガラッと変わってしまった。これまで卵でとじるタイプのカツ丼について私が感じていた不満を全て解消する逸品だったからである。

1.煮込みすぎてカツの衣がベチャベチャ
⇒衣のカリッとした食感はキープ。揚げたてのトンカツとしての美味しさを味わえる

2.とぎ卵に火が通り過ぎなうえにトンカツ全体を覆っているので、どこを食べても香気の飛んだ卵の味に塗りつぶされる。
⇒卵のとぎ具合を荒くし、トンカツへは均一にかけず、半熟部分をあえて残すことで、卵の味も堪能できるだけでなく、食べる箇所によって味が違ってくるので最後まで飽きがこない。

3.トンカツを煮込むタレの味が濃すぎて、トンカツはもとよりご飯の味を大きく損ねている。
⇒タレの味加減が程よく「トンカツやご飯の味を引き立てる」というタレ本来の役割を果たしている。

こんなカツ丼を食べさせてもらったら、どんな凶悪犯も簡単に口を割るに違いない!? 皆様もお試しあれ。


坂本屋 [ 中華 ] - Yahoo!グルメ





◆最後までお読み頂きありがとうございました。
banner_03.gif←管理人の励みになります。よろしければクリックをお願いしますm(_ _)m




posted by 只今 at 19:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 食:和食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

みんなのプロフィールSP
ブログランキング
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。