2010年10月19日

ティラノサウルスが共食いをしていた!?……えっ自然界では珍しくない?

中生代白亜紀後期に北アメリカに生息し、史上最大級の肉食恐竜と称されるのが、ティラノサウルス【Tyrannosaurus】。その名は古代ギリシャ語で「暴君」を意味するテュランノスから採られている。

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Tyrannosaurus rex(ティラノサウルス レックス)

大きな頭と鋭い歯、太く長い尾を備え、大きな2本の後肢で立つ姿は、その漢訳である「暴君竜」の名にふさわしい力強さを誇る。「恐竜」と言われると真っ先に思い浮かぶ人も多いであろう。

そんなティラノサウルスが、共食いをしていた可能性があるとの研究結果が公表された。

ティラノサウルスも共食いか=化石に歯の跡−米大学チーム
(時事通信)

なんでも博物館に収蔵されていたティラノサウルスの化石を調べたところ、足の骨3個と前脚の骨1個に歯の跡とみられる傷が見つかったのだとか。研究チームは、これをティラノサウルスが互いに争って共食いをした痕跡と推定しているという。骨に歯の跡が残っているだけでは、例えば縄張り争いやメスを巡る争いなどでついた傷という可能性も捨てきれないと思うのだが、そうした争いでついた傷跡とは、また違っているのだろう。

それに記事によれば、アフリカ大陸の南東にあるマダガスカル島でも、仲間に噛まれた跡が残る肉食恐竜の背骨や肋骨の化石が見つかっているそうだ。私は知らなかったのだが、現代ではワニやクマが共食いをすることがあるそうで、肉食恐竜の場合も共食いが珍しくなかったと考えられるとのこと。

共食いをする動物として私が知っているのはカマキリである。交尾のあとでメスがオスを食べてしまうのだが、これはメスが卵を生む際の養分にするためだという。一般的に共食いは異常行動と思われがちだが、生殖・繁殖行動における習性となっている動物もあり、必ずしも異常とはいえないのだとか。

それではなぜ、我々は共食いというものに生理的な嫌悪感を感じるのだろうか? それは同属同士で無制限に共食いが続けば、種(しゅ)が成り立たなくなってしまうことを知性の片隅で悟っているからではないだろうか。その辺、人間は他の動物よりも少しは利口なのかもしれない。

もっとも、

「はい。絶対民主制は連邦ごとき軟弱を生むだけです。それでは人類は共食いになります、今度の戦争のように。ま、勝ってみせます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください。わたくしはア・バオア・クーで指揮をとります」
(byギレン・ザビ:機動戦士ガンダム より)

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機動戦士ガンダム ギレン・ザビ風の靴

かなり偏狭な形で悟ってしまった方もいるようだが……。


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ティラノサウルスも共食いか=化石に歯の跡―米大学チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101018-00000009-jij-soci


posted by 只今 at 00:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感:サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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